Arielのひとりごと

きょうは何が起きるかなぁ~

道南サイクリングツアー 1日目

2019年07月25日 | サイクリング
カナダから帰国し、中1日で北海道へ。
な、な、なんと忙しい!
山の次は自転車でぃ。
7/13(土)~16(火)の3泊4日で『北海道・道南の港町から奥尻島、そして函館へ』というサイクリングツアーに参加してきました。
主催はにわサイクリングツアーズ。
ガイドは毎度お世話になっている丹羽さんです。
集合場所は函館空港。
スキーや雪まつり、北海道マラソン等で札幌には何度も足を運んでいますが、函館は初めて。
自転車がわんさか屋根に積まれているハイエースに乗り込みます。
次の集合場所であるJR木古内駅へ。
ワタスは飛行機利用でしたが、東京から新幹線でやってくる参加者も数名。
駅前のコンビニでお昼を購入。
お隣にはこぎれいな酒店あり。
メンバーとさっそくのぞいてみることに。
試飲させていただき、まだ自転車にも乗ってないのに、大吟醸2本もお買い上げ。
重いので、宅配便で送ることにしました。
さてさて、ようやく全員集合。
更に車は進みます。
こんな道路で車は停まり、ここがサイクリングのスタート地点。
丹羽さんから紹介されたのは地元サイクリストのお2人。
女性ライダーのよしこさんは、全日程同行してくださるそうで、これはうれしい!
というのもよしこさんは南北海道サイクルツーリズム推進協議会のメンバー。
お仕事とはいえ、羨ましい限りです。
きょうのコースはこちら!
まず赤丸の函館空港に着きまして、そこから北海道新幹線に乗ってきたメンバーと木古内駅で合流。
そこから少し走ったところから、江差までサイクリングします。
それではさっそく行ってみよぉ~!
北海道、イェーイ。
橋でひと休み。
今回の相棒はオレンジ色の憎い奴。
川辺でランチタイムにしましょうと丹羽さん。
ヤブ漕ぎして川原に出ました。
中州で各自購入したお昼をいただきまぁ~す。
食後に丹羽さんがメロンを切ってくれました。
あまり好きではないので、食べませんでしたけどね。
なのでどなたかが、2つ食べる羽目に。
釣り竿まで持参した丹羽さん。
交代で糸を垂らすも、なーんも釣れませんでした。
小さい川魚が泳いでいましたけど。
お腹いっぱいで、再スタート。
ここらへんから雲行きが怪しくなり、ポツポツ。
レインウエアを着込むと止むという、レインウエアあるある。
一度脱いで車に戻したら、再び降り出し、本降りに。
ハイエースが近くにいなくて、まあ濡れました。
江差が近付くにつれ小降りになり、なんとか止んでくれました。
ようやく町中に入ると、自転車が向かった先は「江差追分会館」。
なんでも15:00~実演があるそうで、なんとしてもそれに間に合うよう走らねばいけなかったのでした。
伝習演示室という名のホールに入り、滑り込みセーフ。
江差追分熟年全国大会で優秀な成績を修めたという女性が、独特の節をつけて歌い始めました。
ライティングがまったく江差追分らしくないのよね。
舞台が終わると出口に出演者の皆様が!
一緒に記念撮影。
ホールの外では追分道場が絶賛開催中。
譜面にはこぶしの回し方が〇や●で表され、まったくわからねぇー。
絢爛豪華な13台の山車(やま) も展示されていました。
これらは夏の姥神大神宮渡御祭に使用され、この日のために江差を離れていた人達が帰省し、一大イベントになるそうですよ。
会館を後に、江差の町を自転車で散策しましょー。
ここでも地元サイクリストの男性が1名、案内してくださいました。
メイン通りは電柱がなくスッキリ。
これも山車(やま)が電線に引っかからないよう地中化したそうな。
そして通りには祭用品を扱うお店も並んでいて、
どんだけ熱いんだ!江差っ子。
暑い時は冷やさないとね。
という訳で、コーヒーソフト休憩。
ここから坂を上がると、こんな素敵な洋館が現われました。
明治20年に建てられた「旧檜山爾志郡役所」。
郡役所と警察署の業務を執り行なっていたそうです。
今では江差町郷土資料館として活用。
Uターンして先ほどの大通りへ。
こちらの家屋は、「旧中村家住宅」。
北前船を沖に停泊させ、小さな船に荷物を移し、はね出しというこの左側の部分へ荷物を運んでいたそうです。
つまり左の端は海だったそうで、今ではすっかり道路になっちゃってますけどね。
古民家を利用したCafeもあり。
関川酒店は、いまや「茶房 せき川」に。
江差の町並みは、古い景観を生かしつつ、素敵に生まれ変わっていました。
またまた坂を上がり、法華寺へ。
山門は300年以上前に檜山奉行所の正門として建てられたもので、先程の「旧檜山爾志郡役所」から移築。
本堂の天井には「八方にらみの龍」が描かれていました。
どうぞ寝て見てくださいと係の女性に勧められ、メンバー全員でゴロンと横に。
確かにどこにいても龍に睨まれ、ちょっと怖かったです。
残念ながら、撮影禁止。
お寺を出ると、ちょうど明朝乗る奥尻島行きのフェリーが着いたところでした。
坂を下り、夏の祭りで町内を練り歩いた後、最後に山車(やま)が着く「姥神大神宮」へ。
ここが大騒ぎになるのかぁ~。
ここではこいのぼりならぬ、ニシンのぼりが!
しっぽを持っているのは江差在住のガイドさん。
海岸沿いに出ると、そこに鎮座していたのは「開陽丸」。
開陽丸はここ江差で座礁し、沈没しました。
その開陽丸を率いた榎本武揚。
名前の右隣には、蝦夷共和国総裁と表記されています。
少女マンガから出てきた風貌の土方歳三パネルもあり。
お次はかもめが羽を広げたような形をしているという「かもめ島」へ。
時間がなく、天望灯台には行けませんでした。
厳島神社の鳥居の向こうには瓶子岩(へいしいわ )。
神様から瓶を預かったばあちゃんが、中の水を海に注ぐとニシンが群れ、江差の人々の糧になったそうな。
その瓶が逆さになったという伝説の岩だそうですよ。
最後にホテル手前にある「五勝手屋羊羹本舗」へ。
筒の中に入った羊羹を下から押し出し、紐をぐるっと巻いて切るという斬新なアイデアなのです。
あー、これ見たことある、もらったことある、っていう人多いのでは?
ほとんどのメンバーは買っていましたが、ワタスはそもそも羊羹、食べないし。
お店の窓ガラスに例の祭のポスターが!
確かに歌舞伎人形が12体に船が1艘。
これで山車(やま)が13台なのね。
北海道無形民俗文化財にもなっているし、今年も大いに盛り上がってください!
もうホテルはすぐそこ。
やっと着いたぜ!ホテルニューえさし。
フロント脇にもニシントリオ。
夕飯は、ホテル目の前の「居酒屋 江差会館」にて。
生ビールが、サッポロCLASSICとは、うれしや~~~~~。
北前船とニシンに乾杯!
大きなテーブルに総勢12名。
新鮮なタコ刺し。
これは何の刺身だったか忘れちゃった・・・。
丹羽さんとJちゃんはさっそく歌い出し、居酒屋ライブが開演。
ワタスはいただいたチラシを凝視し、閃いた!
この中から、一緒に北海道に渡り、添い遂げるとしたら誰?という難問を女性陣へ。
うーん、この中から・・・と迷いに迷うレディース。
数分悩んだのち、「いっせーのせっ!」で指差しました。
誰も土方を選んでないのが、エライ!
ウクレレ弾いていたJちゃんが烏帽子をかぶった人を選んだので、ウケました。
ちなみにワタスが選んだのは一番下段の右から四番目のお方。
あれ?そんなイケメンいた?って感じで、みんな見逃した感に包まれていましたけど。
そんなゲームを考えたワタスに、Nさんからは、ほんとーにおもしろいね!と言われました。
この遊び、よく学生の時、雑誌等を使ってやってましたけど・・・。
明日はフェリーで奥尻島へ渡ります。

パセールロッジ滞在ハイキング 8日目

2019年07月24日 | カナダ
7/10(火)、カナダを発つ日の朝がやってきました。
前後泊でそれぞれ2泊ずつお世話になったリス。
今朝の朝食は、洋食だぁ~。
和食がいいなぁーと思っていたけれど、交互に提供しているそうで・・・。
まあ帰国すれば、食べられるんだけどね。
8時半に裕司さんが迎えに来てくれました。
通りまで出て、見送ってくれるヤッさん。
奥様のヨーコさんは、トレッキングに行く時も通りで手を振ってくれました。
またすぐ帰ってきたくなるお宿です。
カルガリー空港で、お世話になった裕司さんともお別れです。
来年、また行きたいロッジがあるので、その予約抽選申込みをやってもらうことになりました。
当たるといいなぁー。
よろしくです!
搭乗口近くの「Chili's Texas Grill」で、小腹を満たしましょ。
楽しかった旅を振り返りつつ、チリをつまみに乾杯!
大好きなカナダに今年も来られて、よかったぁ~。
リスも冬は空いているそうで、スキーに来ちゃおうかなぁ・・・。

パセールロッジ滞在ハイキング 7日目

2019年07月23日 | カナダ
7/9(火)、宿泊先のリスこと「Banff Squirrel’s Nest B&B」のオーナーは日本人の池田夫妻。
B&Bとは、bed and breakfastですから、もちろん朝食付です。
奥様のヨーコさんが作る本日の朝ご飯はこんな感じ。
右手奥の黄色い小鉢には納豆が入っていました。
やっぱ和食、いいわぁ~。
ご飯をおかわりしちゃうもんね。
ラストトレッキングはラーチバレーへ。
行ったことありますか?と事前に裕司さんに聞かれ、秋の黄葉が美しい時に行ったことあるんです。
でも何度でも行きたい。
というのも登山口にあるモレーンレイク。
これだけを見に来る観光客も多く、真っ青な氷河湖がそれはそれは美しいところでして・・・。
ねっ、すごい青でしょ!
加工なしでこの色ですよ。
ジャケットと色がもろかぶりですけど。
脱いでもういっちょ。
この展望台では大勢の観光客が写真を撮っているので、人を入れずに撮るのが大変でした。
このモレーン・レイクの脇を通り、トレイル入口へ。
きょうのコースを説明する裕司さん。
ザック左ポケットに入っている黒いのは、もしクマが出た時、噴射するベア・スプレー。
なんだかきょうが一番いいお天気じゃないですか。
まさかの雨、あられも降らないことでしょう。
右折して樹林帯に入ります。
つづら折りのトレイルを進んでいくと、木に遮られ、モレーン・レイクはほぼ見えなくなってしまいますが、チラッと見えた!
分岐点のベンチで一休みしていると、シマリスがチョロチョロ。
餌付けは禁止ですが、おやつ上げちゃうヤツがいるのよね。
上げないよ。
直進するエッフェルレイク・トレイルも行ったことがありますが、ここから右折。
ラーチバレー・トレイルへ向かいましょう。
歩きやすいよう、整備されています。
目の前にはピナクルマウンテン。
振り返れば、テンピークス。
テンと言っても10以上の山々があるそうです。
テンピークス、待ってろよぉー!
・・・って、登らないし。
ボヘミアンラプソディー風。
なんの関係が?とリスも不思議そう。
深い意味はないッス。
やってみたかっただけーーーーー。
そしていまだ氷に覆われているミネスティマ・レイクが見えてきました。
ここでランチタイム。
きょうもまた「Tim Hortons」で調達したクロワッサンサンドをほおばります。
今年もカナダに来られて、よかったぁ~。
去年はスイスツアーをドタキャンしたM子さんも今年は一緒だよー。
名残惜しいけど、Uターンすることにしますか・・・。
帰り道、マーモットが2匹、顔を見せてくれました。
画像が荒いけどね。
リスやんは頻繁に出てきます。
そしてターコイスブルーのモレーン・レイクに戻ってきました。
やっぱり上から見た方がきれいだなっ。
湖の向こうにあるこんもりした山には登ることもできるそうな。
さすがにあそこまで来る観光客はいないでしょうし、次回、チャレンジしてみよーかしら?
トイレ休憩を兼ねて、モレーン・レイク・ロッジのテラスでひと休み。
ここに泊まるのもありだな。
朝イチのモレーン・レイクを独り占めできるぞぃ。
バンフに戻り、最後のディナーへ。
今夜はこちらの「Tooloulou's 」を予約。
アメリカ南部に住んでいたことがあるというHちゃん。
その時食べていたケイジャン料理を提供するレストランを見つけ、リクエスト。
裕司さんが予約済なのに、なぜか席が用意されてなく。
少し待たされた後、無事テーブルへ。
天井にはロブスターが吊り下がっていました。
M子さんはそのロブスターをオーダー。
生ビールはなく、瓶ビールだったのが、マイナスポイントでしたが、
ワタスが頼んだこちらはピリ辛で絶品。
危険なので手前の薄緑の唐辛子は手を付けませんでしたが。
ご飯だけでお腹いっぱい。
むこうにあるカステラのようなパンは食べられず。
あー、満足満足。
夕食前にお土産屋さんを見て回り、ある程度買ったというのに、食後も再びバンフ・アベニューへ。
カナダ・バンクーバー発祥のヨガウエア店「lululemon」で全員試着してお気に入りを購入。
来るたびに買って帰る「Rocky Mountain Soap」でフェイスクリームやリップクリームをGet。
リス近くの大型スーパーで、バラマキ土産を買い、最後の最後までショッピングを楽しみました。
明朝は裕司さんに空港まで送ってもらい、帰国します。
きょうが一番のお天気でほんとよかったぁ~。

パセールロッジ滞在ハイキング 6日目

2019年07月22日 | カナダ
7/8(月)、山を下りる朝。
スケジュール通りに6時には温かい飲み物が用意され、6時半までに部屋をチェックアウト。
使用したシーツを剥がし、枕カバーの中に入れ、部屋のドア前へ。
タオル類もたたんで隣に置きます。
2Fに下り、6:45からコンチネンタルブレックファスト。
シリアル、ヨーグルト、フルーツなど簡単に済ませ、後はヘリが来るのを待つだけッス。
手荷物には朱色のリボンを付け、所定の位置へ。
スタッフが目の前のヘリポートまで荷物を運び、準備万端。
8時20分、5分遅れでヘリがやってきました。
行きは9時間も待たされたけど、帰りはスムーズに飛んできてくれました。
帰りも高所が苦手のM子さん、あえて座らなくてもいいとHちゃんが言うので、再びパイロット横のシートをGetできました。
2便、3便に乗る人達に見送られ、ふわりと離陸。
パイロットの男性は、ヘルメットをかぶっていました。
マムートのマンモスシールの上にはカナダと言えばのメープル。
ダイナミックな山間の風景。
やはり助手席から見ると迫力が違いますね。
薄雲がかかる稜線を抜けると、
クリアでよかった・・・。
そろそろ着くというその時、フライト一番の厚い雲が!
こういうところを抜ける時が怖い~~~~~。
ドキドキしてくぐり抜けると、ゴールデンの街と滑走路が見えてきました。
行きに9時間も待たされた事務所を目指して、更に下降。
そして8:35、無事到着!
早っ。
こんな早い時間に着きましたから、当然、どこかに行きますよね!
裕司さんがいろいろ提案してくれた結果、ワタス達のチョイスは標高の高いところから青い湖を眺める!に決定。
きょうもきょうとて「Tim Hortons」で各自ランチをテイクアウト。
ヨーホー国立公園の「Paget Lookout」へGO!
駐車場は、めちゃくちゃ空いてました。
入口はこんな感じ。
動物が外に出ないよう、ロックを開けて中へ。
奥の緑色はボットントイレ。
あるだけでもありがたいッス。
目的地は3.6km先。
どんどん標高を上げていきましょ~。
おしゃべりしながら歩いて行くと、2時間ほどで着きました。
見えたのはさほど青くない湖。
もっと青いのかと期待していたら、そうでもなかった・・・。
展望台がありました。
かつて山火事をチェックするのに使用されていたそうです。
着いたどぉー。
頂上はまだまだ上なのでした。
でもきょうはここまで!
眺めのいいところで食べるランチはおいしさ倍増ッス。
地元の方にはわんこの散歩コース。
下っている時に、この色が見たかったのよという青い湖がチラッ。
またも山ドックが2匹。
抜かれちまったぁ~。
下山後は、バンフにある宿泊先の「Banff Squirrel’s Nest B&B」(通称:リス)へ。
3日振りに戻ってきました。
今回は離れではなく、半地下のお部屋。
3人で一部屋でした。
ここに置いていったスーツケースを引き取り、ロッジに持って行った荷物と合わせ、もう部屋はすごいことに。
夕食は初日に行ったフードコートで、テイクアウト。
ワタスはこちらの「YAN's Bistro」で、野菜炒めと焼きそばをオーダー。
Hちゃんはワタスお気に入りのお隣「Edo」で、これまたワタスお気に入りメニューChicken&shrimpを。
みんなで部屋前にあるリビング兼ダイニングでいただきました。
今夜はご飯より、焼きそばが食べたかったのよね。
Hちゃんが、おいしー!と言ってくれたのが、Edoファンとしては妙にうれしかったッス。
万が一、ヘリが飛ばなかった場合を想定し、もう1日予備日を取っていました。
なので明日はおまけの1日。
ラストトレッキングを楽しみましょー!

パセールロッジ滞在ハイキング 5日目

2019年07月21日 | カナダ
7/7(日)、部屋のカーテンを開くと、おー、いい天気じゃないですか!
Mt.SirDonaldもバッチリ見えています。
テラスに出ると、太陽も顔を出し、いままでで一番の晴れっぷり。
8時から朝食を取りました。
裕司さんからきょうはあの山に行きましょう!と指されたのは、
Mt.Copper stain(左)。
そこそこ高い山じゃないですかぁ~。
気合を入れて、いざ出発!
草原を下っていくと、目指す山が目の前に!
クリークを超え、休憩を取った後は、
いよいよトレイルへ。
かなり登ってきましたね。
おっ、雪渓も出てきました。
朝はあんなにいいお天気だったのに、曇ってきちゃった。
雪の中をズボズボと。
キャー、クマの足跡発見!
かなりフレッシュです。
方向的には下って行った模様。
会いたくないよぉ・・・。
登って登って、12時40分頃、山頂到着~。
一応ケルンと黄色い標識あり。
日本のように「カッパーステイン山 2,606m」などという山頂標識がないのがさみしいけど。
スタッフが作ってくれたランチをいただきましょー。
じっとしていると寒いのでダウンを着込んでっと。
裕司さんはニットキャップまでかぶりだしました。
食べ終わる頃には黒い雲が湧き出て、
ついにはポツポツと雨が降り出してきました。
大急ぎで下山準備。
ものすごい勢いで直線的に下る裕司さん。
必死にその背中を追います。
さらに雨はあられとなり、顔に当たると痛いほど。
朝はあんなにいいお天気だったのに、なんという手のひら返しのお天気なんだ!
雪渓に戻った頃、ようやくあられから雨に戻り、一安心。
樹林帯に入った時はホッとしました。
そして行きも休憩したトレイル入り口に着いた時には、すっかり晴れ間も出てきて、山頂も晴れてるょ。
晴れたら晴れたで今度は暑くなり、レインウエアを脱いで、ロッジの給水施設を見に行くことに。
なんでも川のそばに小屋があり、そこで川の水を汲み上げているそうな。
最初こそ草原の中を歩いていましたが、途中から道が途切れ、ヤブ漕ぎ状態に。
暑いわ、虫はブンブン飛び回るわ、見に行きたいって言わなきゃよかった。
渡渉できないほどの川幅も出てきたり。
ここは渡れましたけどね。
最終的にはワタス達を待機させ、裕司さん1人が給水小屋を確認に行くことに。
まだ下流にその小屋が確かにあったそうですが、ヤブ漕ぎとHちゃんの心拍数が異常に上がってしまったので、ここからロッジに戻ることに。
途中の上りで、その小屋からロッジまでの給水ポンプが見えました。
飲料水から水洗トイレまで、おかげさまで助かっています。
ロッジが見えてきました。
お天気に翻弄された1日でしたなぁー。
シャワーで汗を流した後は、当然冷たいビールッスよね。
これがね、初日にロッジ前の雪渓の中に埋めておいた6本セットの缶ビール。
たった1本を飲んだが最後、誰かが掘り起こして、きれいになくなっていたのです。
部屋の窓から見えるので、大きな穴が開いていた時には正直凹みました。
裕司さんに告げると、小屋番のおやっさんThomasがどこかに保管しているようだと。
ほんとうはロッジで買って飲むというシステムなんです。
でもいままでヘリインしたロッジには、全て持参したので、今回も持ち込んでしまったのよね。
怒られるかな?と思ったら、地質学者でもあるThomasには、なんで雪の中に缶ビールを埋めるのか?その意味がわからないようだとスタッフのねえやん。
キンキンに冷えたビールが飲みたいと思うのは日本人だけッスかね。
結局、ねえやんから置き場を聞き、取り戻せたんですが、今宵はラストナイト。
テラスで冷やし、裕司さんにも振る舞い缶ビールッス。
最後のディナーも豪華でした。
えーっと、前菜は・・・・。
これなんだったっけ?エビだったような。
メインは牛フィレステーキ。
デザートは撮影するだけで、今回もパス。
明日はヘリアウトするので、さっそくそのスケジュールが発表されました。
ワタス達は朝8:15の1番フライトです。
スタッフが諸注意を説明した後、食後にナイトハイクに行きましょう!と裕司さん。
ナイトと言っても、8時半過ぎでこの明るさです。
向かいの山々が反映する池があるそうなので、そこまで行ってみましょう。
おー、映ってます!
一番高い山がMt.SirDonaldです。
よーく見ると、双耳峰ですね。
キティちゃんもビックリのネコ耳。
対岸を歩き、何枚も撮ってもらいました。
お気に入りはこの1枚。
池に映る方が鮮明に見え、歩いている方が影で見えないところがおもしろい。
ロッジに戻る頃には既に10時を過ぎていましたが、まだ明るい。
なんだか3泊もあっという間でしたねぇー。
部屋の窓からもMt.SirDonaldがよく見えます。
この分だと明朝は定刻通りにヘリが飛んでくることでしょう。
いままで行ったどこのロッジより快適だったパセールロッジ。
室内水洗トイレに、室内シャワーの味を知ってしまったら、もうこれ以上の設備はありません。
結局、保守管理に莫大な費用がかかっているという排水施設は見に行きませんでした。
カナダの山小屋ファンのワタスにとって、こういうロッジが増えることを期待しちゃいますょ。