「釣初心者日記」

宮崎の釣り情報・釣れた魚の事・魚料理・その他ゴルフ話など書いてます。

海洋高校の船

2009年07月06日 | 雑記


宮崎海洋高校が所有する遠洋漁業船を「進洋丸」というのだが、この船は国内の実習船としては最大級ということであり、現在5代目となる。
もちろん遠洋漁業の実習のためにある船で、高校生が約3ヶ月もの間、ハワイ沖にて実践訓練をするのだ。

私は仕事で時々この船に乗り込むことがあるのだが、とても立派で、確か5年ほど前に新艇ができたばかり。学生を乗せるのである程度のサイクルで新艇に置き換える。古くなった船は中古艇として売り払われる。

愛媛県宇和島水産高等学校の練習船「えひめ丸」が平成13年にハワイ沖で米原子力潜水艦に追突されて、高校生4名を含む9名の方が犠牲になった事は記憶に新しく、その後設計されたこの船は、その事故を教訓に寝室を上部に配置するなどの工夫がある。

訓練がない今の時期は、宮崎港のフェリー乗り場横に停泊しているか、長崎のドックに移動するのだが、今日は多目的航海ということで、宮崎沖にて県民の方向けに出てたようだ。
私は仕事にて時間指定で呼ばれたが、その時刻には船はまだ帰ってきておらず、着岸の様子などを眺める事となった。(写真はその様子)

さすがに大きな船なのでロープの扱いも複数で、力仕事だし簡単ではない。
直径が20Cm以上もありそうなロープを船の前・後ろで引きずりまわす若者の姿。汗びっしょりと言う感じだ。
そして今日の乗船者を、その若者達は上下真っ白のセーラー服に着替えて追いかけるように船を下り、たぶん校長先生・船長の挨拶を規律正しく並んで聞いて、敬礼などをビシッと決めて見送りをしていた。これまたたぶんだが、高校生だ。

その様子を見ていたら、なぜか涙が出てきた。他人の子供なんだけど、なんだかとってもたくましく見えて・・・

彼らは長期航海の前には普通の子供なんだけど、わずか3ヶ月に大人に変身すると聞いたことがある。
荒波にもまれ、気を抜くと死に至るような作業をこなして普通には体験できない荒業を行うわけで、その様子も海洋高校のページから見る事もできるわけだけど、最近は女の子も多いようだ。

※「進洋丸便り」にて様子が判ります。

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