「釣初心者日記」

宮崎の釣り情報・釣れた魚の事・魚料理・その他ゴルフ話など書いてます。

喜界島・備忘録その4「初日の続き」

2010年05月19日 | 旅行

写真は大物と格闘するMARI-Jさんの姿!

初日のエピソードというかハプニングと言うとこの写真に尽きるのだが、格闘しているのは、「海ガメ」なのである。どうもルアーに引っ掛かったらしく湾内から沖に向け動くカメの力に翻弄されているのだが格闘10分程度、最後にはラインブレイクし、終了。
カメは私も1度かけた事があるが、到底力では及ばない。結末は見えていたのが、この様子を見ているのはとても楽しかった。
ちなみにがほーさんの話では湾内に2匹のカメがいつもいるんだそうで、その内の1匹は片腕なんだそうだ。

初日の昼は各々が釣り座を変えて、私とMARI-Jさんは2人で湾内の突堤先端で釣っていたけど、潮の満ち引き(この時は引き)で動きが早く、釣りは決して簡単でもなかったが、魚影には終始驚かされていた。大物が続々と現れる。サバヒーと思われる大きな魚の群れも見えるが、これも喜界島ならではだと思う。釣ってみたいと思考錯誤してたけど、まあ見える魚は難しい。

目の前を1槽の船が通ると、そこには運転のがほーさんと、後ろにsfcさん・ユッケ君も。(↓)

その時は「ずるい!」なんて心で叫んでいたが、いろんな海遊びを演出してくれるがほーさんには今更ながら感謝である。船からは簡単な釣りはしたようだが、その時は釣れなかったようだ。

だんだん皆が我々の釣座に集まってきて、最後にはここで皆で竿出ししていた。結果的には昨日記載のような魚が釣れて、入れ喰いでもないけど楽しかった。

そして夕食の準備。
がほーさんが準備してくれていた「ナンヨウブダイ?」だったと思うけど、これをその日のメインディシュとし、それ以外は皆で再度Aコープに行き、米・調味料・野菜そして忘れてならぬビール缶など、とりあえずその夜を過ごすための調達。まとめて払い、最終日に割り勘したけど全行程での1人あたりの出費は4000円程度に収まった。計算したら案外安い事にびっくり。つまり1日~4日夜までの食事の経費と宿代で1万で済んだ。思えば飲み屋にも行ってないし、行けば1~2件でこのぐらいの出費はあるだろう。

夜は男の手料理で、まあビールがあってツマミがあれば良しと言う事で、楽しい話題もツマミになる。ナンヨウブダイの刺身もかなり美味。
前日からの行程の疲労感もあり、その夜は割と早めに就寝。

ところで参加者の紹介だが、私が幹事的な役割。

でも実際の中心人物はJUNさん。
宮崎在住で、この企画についても私の背をポンと押してくれたWEB魚図鑑の元締め人だ。飲んだら実力を発揮し、かなり楽しい話題で盛り上げてくれる。釣り場ではなぜかほとんど寝ている。今回、「伝説の釣り人」という称号を私が勝手につけてしまった。めったに竿が出ないから(^^ゞ

ユッケ君はWEB魚図鑑には高校生時代から出入りしていて、今は同定人の中心人物で、○京大学の大学院生。WEB魚図鑑の広報的役割もしてくれていて、直近ではテレビ東京の釣り企画の番組で、「さかなくん」の代役として芸能人を相手に魚の同定役で芸能界デビュー?

むらにぃさんはユッケ君の先輩で、○洋大学大学院生。ハゼの研究者だがルアーマンであり、自作ルアーも作っている。私的にはルアーは釣れない道具と思っているけど、今回も並みならぬ手腕でいろんな魚を上げていた。ルアーは得意だが女性は釣り上げるのが苦手?そんな話題で盛り上がった。

MARI-Jさんは今回初参加の東京の社会人。今回は釣り部門で大活躍。私の場合はオフ会とは飲みが中心で時々釣りというスタンスだが、MARI-Jさんは100%釣り!という覚悟だったようだ。飲みをセーブしながら夜通しの釣りなどと、恐ろしいほどのパフォーマンスで皆を驚かせていた。聞けば、離島には良く行かれるようで、宿も取らずに夜通しで釣りされる事は多いようだ。

MSさんはWEB魚図鑑において、現在もっとも活躍しているスタッフで、その同定能力と知識において(記憶というべきか)皆を驚かせた。日本産全魚種4000匹と特徴が頭に入っているのかと思わせるような発言の数々。現在は高校で研究員として活動しているが、正直その知識は他を圧倒し、またすぐに裸になってタイトプールで魚と格闘している姿は微妙に「山下清」を思わせるような・・・(^^ゞ
でも、その集中力は尋常ではない。休憩もない。こんな人が来世にも名を残すタイプではなかろうかと思う。

sfcさんは、実は仕事仲間でもある。何がしかのきっかけで、WEB魚図鑑という共通キーワードが出て、お互い出入りしている事を知り、世間は狭いと思った。
全国を回る営業マンであるが「はまちゃん」でもある。いつも手荷物に短竿を忍ばせ、間があれば釣りをしているという。沖縄で、スーツ姿で釣りをしていたら、自殺者と間違われ警察に諭された事もあるとか。飲んでも場を沸かせ楽しく、釣りに関するマニアックな情報引き出しも多くて愉快。

最後にがほーさんは現地の参加者で、sfcさんがWEB魚図鑑に巻き込んだそうだ。それこそスーツ姿の変な釣り人sfcさんを見て、声掛けしてしまった結果、釣られてしまったらしい(^^ゞ
鹿児島のテレビ局の喜界島特派員をされていて、行く場所毎に声を掛けられるのは人徳というか喜界島名士と言えるのかも。なぜか関わる現地の人が「社長!」と言われるので、なぜ社長なのかと尋ねたら、島社長だから・・と変な回答。???なんなんだろうこの器。
とにかく大らかで終始気配り・もてなしして頂いた。もう感謝の雨アラレである。
また見た目も海人(うみんちゅ)という感じで男前。髪は海焼けらしい白髪で、逆に肌は黒く、逆三角形らしいスリムな体形にカジュアルな容姿。いくらでも褒めたい場所がある人だが、とにかく喜界島が楽しかったのはがほーさんのお陰。

そんなメンバーでの楽しい日々。