あの青い空のように

限りなく澄んだ青空は、憧れそのものです。

新たな取り組みのスタート

2023-01-07 22:09:24 | 日記
「栗原ともに学び合う会」の学び合いも、今日からスタートしました。
これまでの2コマの学び合いを4コマに広げての取り組み(その分1コマの時間は30分以内)になりました。
 1コマ目は、前回学び手のNさんが理解に戸惑った分数÷分数の答えの求め方について、担当のHさんが
改めてタイル図を基に理解を深める学び合いに取り組みました。
 2コマ目は、スタッフ若手のKさんによる「飛行機はなぜ飛ぶのか」というテーマでの学び合いでした。
エンジンによる「推力」と翼がつくる「揚力」とによって、飛行機が飛ぶしくみを具体的な事例などを基
にした資料を用意し、分かりやすく説明してもらいました。Kさんにとっては初めての担当でしたが、その
専門的な知識を生かした貴重な学び合いとなりました。
 3コマ目は、「くりはら再発見~栗駒無山麓ジオパーク」というテーマで、ジオパークの説明ボランティ
アとしても取り組んでいるTさんが担当した学び合いでした。ジオパークとはどんなもので、世界や日本
にあるジオパークの現状や栗駒山ろくジオパークの取り組みについて資料をもとに説明してもらいました。
その具体的な取り組みと内容については、次回に改めて詳しく説明してもらうことになっています。
 4コマ目は私が担当し、三好達治さんの詩「雪」の読み合わせをしました。
      雪  
            三好達治
  太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。
  次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪ふりつむ。
 質問をいくつか用意し、その答えとして頭に浮かんだ景色やイメージを書き込んでもらってから読み合わせ
をしました。
①雪は、降り続いていますか。どの言葉からそう感じますか。
②屋根には、どれぐらい雪が積もっているのでしょうか。
③物音はしますか。外に人の気配は感じますか。
④場所はどんなところででしょうか。町の中、田舎…
⑤太郎や次郎を眠らせたのは誰(何)でしょうか。
⑥太郎や次郎は、何歳ぐらいでしょうか。
⑦太郎と次郎は、兄弟でしょうか。
⑧時間はいつごろでしょうか。朝、昼、夕方、夜…
⑨太郎や次郎は、どんな夢をみているのでしょうか。
⑩この詩は二行詩ですが、一行だけの場合と二行目がある場合とでは、どんな印象の違いを感じますか。
⑪この詩から、どんな景色や様子が浮かんできますか。
 Nさんには、それぞれの質問に対する自分の想像したことを話してもらい、⑦と⑩の質問については、
スタッフにも問いかけ、それぞれの考えを出し合いました。
 この読み合わせのねらいは、自由に想像を広げるということでしたので、どんな世界を思い描くかは
自由で、どの考えも正解となります。詩の言葉を入り口にしてそこから入って見えてくる世界、その違い
を感じながら、それぞれの個性豊かな想像力の一端にふれることができました。
 皆さんは、どんな世界を思い描いたでしょうか。
 最後に、⑪の質問の答えとして私の頭に浮かんでくる世界を描いてみます。
 真夜中に、雪が次から次へと降り続いています。風はなく村全体を静かに包み込むように、点在する家
々の屋根に雪が降り積もっています。太郎の家の屋根にも、次郎の家の屋根にも。それぞれの屋根の下で
太郎も次郎も、村の子供たちも、楽しい雪遊びの夢を見ながら穏やかに眠っていることでしょう。
 朝起きたときに、白銀の世界を目にした子どもたちの歓声が聞こえてきそうです。

 


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