先日,裁判員制度が実施されて以来,初めての死刑という判断がなされました。裁判員に選ばれた人達にとっても,悩みぬいた上の判断であると共に,その結果に対する責任も痛感しながらの判断だったのではないかと思います。
ブログでも,死刑囚であると共に歌人でもあった島秋人についてふれ,死刑制度が果たして必要なのかどうかについて述べたことがありました。また,死刑が執行される刑務所内がマスコミに公開された時にも,死刑制度に対する私自身の考えを述べました。
結論から言えば,私は死刑制度には反対です。犯した罪は消えることはありませんが,その罪を悔い自分が殺した人の冥福を心から祈り,遺族の方々に真摯にお詫びする,犯罪者としての責任の取り方の方に,服役としての意味があると考えるからです。また,命の重さに軽重の区別はなく,その尊さも同様であり,罪を犯した人もそうでない人も命においては同じ価値を有していると考えるからです。
死刑の判断を裁判長が告げる際に,異例の形で裁判長が被告に控訴することを促す発言をしたとのことです。被告人の思い(罪を悔い,更生しようとする)を汲み取っての発言だったようです。
裁判では,犯罪の残虐さや残された遺族の思いを大切に考え,死刑という判断になったようです。死刑制度が,悪質な犯罪を抑止する上で効果的であり,愛する家族を失った遺族の思いや悔しさに配慮し犯した罪を死でもって償うという形をとれることで,その存続を願う考え方を理解できないわけではありません。
でも,私は島秋人という罪人の 死刑を迎えるまでの生き方やその間につくり続けた短歌を知っていますので,やはり死刑制度には賛成できません。罪を犯した後で,人間性を取り戻し,自分のしたことを心から悔い,更生を誓い,被害者や遺族の方へのお詫びの思いを真摯にもち続けた島秋人のような人には,やはり与えられた命を全うしてほしいと願うからです。
人の命を人の判断で左右することはできないのではないか。なぜなら,命はだれでもみんな同じ重さと尊さをもっているのですから。命は,肯定することで,その輝きを放つものなのですから。
ボクは午後の団体戦にでます。去年は優勝しました。時間があったら見に来て下さい。
若柳であったので,見に来てほしかったんだね。
この日は,夫婦ともに別の予定があって出かけていたので,コメントを見るのも遅くになってしまったんだよ。
団体戦の優勝,おめでとう。全戦負けなしは,すばらしいね。チームの優勝のために全力で頑張ったからだと思うよ。自分をふくめチームのメンバー全員の活躍が(弟も頑張ったようだね!)2連覇に結び付いたんだね。
本当に 心から 『優勝,そして二連覇 おめでとう!』