あの青い空のように

限りなく澄んだ青空は、憧れそのものです。

検察官の定年延長問題について

2020-05-16 13:06:27 | 日記
 連日マスコミでも話題になっている検察官の定年延長問題について、検察OBの方々が反対意見書を法務省に提出ししました。
 新聞によると、それには黒川東京高検検事長の人事に絡み、安倍内閣が従来の法解釈を変更して検察官にも国家公務員法が適用
されるとした政権の姿勢に
『三権分立主義の否定につながりかねない危険性を含む』
『政治権力の介入を正当化し、政権の意に沿わない検察の動きを封じ込め、検察の力をそぐことを意図していると考えられる』
『検察が委縮して人事権まで政権に握られ、起訴・不起訴の決定にまで干渉を受けるようになったら国民の信託にこたえられない』
と、反対意見を述べています。
 また、政権との一定の距離を持つことで検察としての独立性を保つことができたからこそ、ロッキード事件のような捜査が可能だっ
たことにも触れています。

 閣議決定のみで従来の政府解釈を強引に変更してきた現政権だからこそ、権力の乱用に歯止めをかける必要性を私自身も痛感します。
また、桜を見る会での公私混同による対応や未だに届かないアベノマスクの配布など、安倍内閣に対する政治不信が根底にあることも
この問題が大きな関心事になっている要因だと考えます。
 選挙で選ばれたことで国民の信任を得ているという自負が、数の論理が、こういった内閣の暴走を助長しているのかもしれません。
選ばれたからこそ、国民の信託にこたえる政治を実現することに努めるべきだと考えるのですが、本末転倒した政治状況にますます
政治不信の思いが大きくなっていくように感じます。
 コロナ対策として新しい生活様式が提案されていますが、新しい政治様式に変えることの方が先行する課題のように感じています。
『真摯に』『ていねいに』国民の納得が得られるように説明していくという 安倍総理をはじめ閣僚の実のない空虚な言葉に、政治へ
の信頼は遠ざかるばかりです。

 政治的発言は控えようと思っていましたが、今の政治状況を憂い書くことにしました。
 政府は来週には国会で法案の採決を予定しているようですが、私は検察庁法改正案に反対します。
 小さな声ではありますが、意思表示することで、少しでも反対のうねりの一部となれればと思います。
 
コメント
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