あの青い空のように

限りなく澄んだ青空は、憧れそのものです。

春の訪れを想いながら

2016-02-16 07:58:06 | 日記
真っ白なビオラの花を二つ、庭先で見つけました。
秋に種をまき発芽したものを庭に植えたものでした。
まだ葉も十分育たない小さな苗から顔を出し、「もう、春ですよ!」と告げているようです。
庭の一角に溶けずに残る雪の白さに負けない 可憐な花のたたずまいに しばし見とれていました。
まだまだ寒いというのに 雪の降り積もることもあるだろうに、いち早く春の訪れを見せようと咲いてくれたのでしょうか。
日当たりのいいところには、愛らしいコバルトブルーのオオイヌノフグリも咲き始めています。
梅の枝の花芽も赤く色づき、暖かそうな綿毛で包まれたハクモクレンも咲き時を待ちかねているようです。
雑草も生を取り戻したかのように、生き生きと葉や茎を伸ばし始めました。
季節はゆっくりと春に向かって動き出したようです。

東京に住む かっての教え子から、チョコレートが届きました。
娘さんのことで心を痛めているのに、その優しい心遣いになんとも言えない気持ちになりました。
手紙には、母親としての自分を見つめ直しながら、娘の「伴走」をしていきたいと書かれていました。
娘さんの心の痛みによりそいながら共に生きていく。
「伴走」という言葉の内に、その思いをよみとれるような気がしました。
母親としての温かさに満ちた言葉だと思いました。

そんな「伴走」をしてくれる母が身近にいてくれるのですから、娘さんも一歩を踏み出してくれることでしょう。
戸惑い、迷い、立ち止まり、苛立ち、悩みながらも、前に進んで行ってくれることと思います。
草花が春を待つ準備をしているように、今はその心の準備をしている時期なのだと思います。

やがて雪解けが始まり、ゆっくりと心の春も訪れることと思います。

母娘一緒に春の光の中を歩む日を 心から待ちたいと思います。