あの青い空のように

限りなく澄んだ青空は、憧れそのものです。

映画「オデッセイ」を見て

2016-02-05 22:33:29 | 日記
火星に一人取り残されたマーク・ワトニー。

猛烈な嵐の中、突風に吹き飛ばされたマークは行方不明となり、仲間のクルーは死亡したと見なします。
NASAでも、急きょ火星探査の任務を中止することを決め、宇宙船ヘルメス号は地球への帰路をたどります。

しかし、マークは負傷しながらも、奇跡的に生きていたのです。
火星に残った施設や機器を使いこなし、植物学者としての知識を生かして食料(ジャガイモ)を栽培したりしながら、
マークは4年後の宇宙船の飛来を信じ、生きるための工夫を重ねていきます。

たった一人火星に取り残されたマークが、絶望と孤独の日々の中を、懸命に生きていく姿が感動的です。
さまざまなトラブルや障害を乗り越えていく主人公の知恵や工夫。
そこに、どんな絶望の淵にあっても、生きるための最善の努力を重ね続ける 人間の可能性と素晴らしさを見出す
ことができます。

同時に、マークが生きていることを確認し、救助のために最善の努力を重ねる 地球にいるスタッフの姿勢や思い。
死んだと思っていたマークが生きていることを知ったクルーの驚きと 置き去りにしてしまったという後悔の思い。

マーク、地球のスタッフ、仲間としてのクルーの思い。それぞれの思いが交錯し、重なり合い、相互に最善の努力を
尽くし合う中で 感動的な結末を迎えることになります。

一人の人間の 命の重さ、生きることの意味や尊さ、一人の命を救おうとする仲間としての熱い思いを 映画を通し
感じ、考えることができました。

人間であることのすばらしさを実感できる作品だと思いました。

先日は、スターウォーズも見てきました。
かって心ときめかせて見た 初期のスターウォーズに登場した ハン・ソロ、レイア姫、ルーク、チューバッカ、
ロボットのC-3PO、R2も、時を経過した中で再登場し、再会の喜びを味わうことができました。
主人公の少女レイが、フォースに目覚め 戦士として活躍する姿が印象的でした。

最後の場面でレイとルークの出会いが描かれているのは、次回作品への予告でもあるのでしょうか。
ルークに鍛えられることで、レイはさらにフォースを高め自由に操ることのできる戦士として登場することになるのでしょうか。
ソロの死は、次世代の若者の活躍する時代への移り変わりを象徴していたのかとも思いました。
SF娯楽映画の大作として、次の作品も楽しみにしたいと思います。

映画の良さを改めて体感できた2作品でした。機会がありましたら、是非ご覧ください。