あの青い空のように

限りなく澄んだ青空は、憧れそのものです。

慰安婦問題の日韓合意について

2015-12-29 11:14:11 | 日記
今回の同意を心から歓迎したいと思います。

日本政府が、軍の関与や政府の責任を認めたことが、同意の進展に結びついたのではないかと思います。
歴史的事実関係については、さまざまな議論や見解があるようですが、今後は慰安婦という立場に置かれ
た人々の辛さや苦しみによりそい、反省と責任を誠実に形にする支援に努めていってほしいと思います。

同意に基づいた日韓双方の今後の対応が、よりよい関係をつくる確かな土台となっていくことでしょう。
台湾に在住する慰安婦の方にも、同様な支援の手を早急に差し伸べてほしいと願います。

過去の戦争による加害責任をあいまいにせず、法的な責任は果たしたのだからと突き放さずに、その痛みに
よりそう形で外交努力を継続することが、未来志向の関係をつくっていくのだと感じます。

戦争による負の歴史を認めることを自虐史観として否定する考えもあるようですが、非を認め教訓とし同じ
過ちを繰り返さないことこそ、歴史に学んで未来をつくることにつながっていくのではないでしょうか。
ドイツは、戦後ナチス時代の戦争犯罪を徹底的に追及する姿勢と行動を通して、加害国から脱し信頼される
国となりました。
一方、日本はどうでしょうか。過去の歴史による加害国としての縛りから解放されず、韓国や中国との間に
不信の深い溝を残したままです。

今回の韓日間の同意は、その溝を埋める大きな出発点になったのではないかと思います。

領土問題や戦時中徴用工として強制労働を強いられた人々への補償問題、慰安婦象の撤去等 溝を埋める
課題は山積しているものの、この一歩が 両国間の信頼関係を幅広く醸成する確かな一歩となることを
心から期待したいと思います。