三沢厚彦さんの個展、アニマルズ+(plus)に行ってきました。
会場は平塚市美術館。
あれ、この間行った大船よりさらに先でした。うーむ、結構遠いもんです。
三沢さんと言えば、昨年の奈良美智+graf「AtoZ」で見たキリンさんが忘れられません。
次回、三沢さんの作品の見られる機会があれば必ず行こうと決めてたのです。ようやく念願叶いました。
通常見に行く展覧会のそのほとんどは平面の絵画ばかり。彫刻がメインの展覧会ってあまり足を運んでいないかも。
さて、駅からタクシーを飛ばして5分。平塚市美術館に到着です。
あ、ちゃんと告知が出てますね。楽しみ楽しみ~。
受付のよこにはキリンさんの小さいのが立ってました。
ここは写真撮影OKとのこと。
やはり、見に来たひとが楽しめるというのって大事です。
でもキリンさんを見て怖くなった3歳くらいおんなのこが「見ない!」と言ってたのが印象的。
そっか、怖いという感想もあり得ますね。特に小さいお子さんなら。
展示会場は奥の階段を上がった2階にありました。
いきなり、我が目を疑う光景が。
白い小屋。。。
あれ?今日は奈良さんじゃないよね?あれれれれれ?
「Animal2007-03 and 白クマ小屋」白クマ小屋制作YNG となっておりました!
中にはこの白クマさんがでーんと立ってました。
体のバランスが独特です。リアルかというとそうではないけど、かといってデフォルメ一辺倒でもない。
ちゃんと動物の持つ、存在感みたいなものが醸し出されています。
白クマ小屋には天窓もあって、入るなりAtoZの小屋の記憶が蘇ってきました。
しかし、YNGと書かれてると分かるひとはこれがYOSHITOMO NARA GRAFだと認識して見てますが、そうでないひとはままスルーしちゃいますね~。
さて、会場の入口を入ろうと思ったらうれしいものが!
なんと、オリジナル記念スタンプがありました。
押すためのピンクの紙がありましたが、せっかくなのでネタ帳にスタンプ。
このドローングもいい感じ。
そうそう、今回は彫刻だけでなくって、三沢さんのドローングも展示されていました。
立体のもつシンプルさに近く、アウトラインの線がはっきりとしてる感じ。味わいあるんですよね。あと、子供の描く絵みたいな好きで描いてる感がすごくつまっています。
上手に描こうじゃなくって、好きなのを描こう。そんな感じ。
作業場的な一画があって、棚に木彫りの小さいのがたくさん並んでるのですが、これも三沢さんの制作風景の空気感が感じられてよかったです。
段ボールに描かれた白クマもよかったなあ。
20センチ位の動物の頭ばかりのHEAD。これだけたくさんのどうぶつの頭に見られるのって不思議な感じ。
CATなるタイトルで14匹の猫が展示されてました。
どれも個性のあるにゃんこがまんま床の上に円形で外に向いて並んでる。壮観です。
その次に進んでくと、今度はDOGです。
こちらは20匹のわんこが勢揃い。いぬのほうが大きさと種類の違いが明らかでこっちのほうが見応えがあるようにも思います。
猫と犬を見てて気付きました。
上から見てると分かるのですが、三沢さんの作り出す動物は耳と額と目の大きさと位置のバランスに特徴があるように思うのです。もちろん、全部が全部そうではないのですが。
一番最後の部屋はANIMALSなるタイトルで27体を展示。
これは圧巻でした。大パノラマでこれだけの数の動物の彫刻を一望出来る機会はそうそうないでしょう。
しかも、ゾウさんがいたりするんです。
牙の下を子供が通り抜けようとして係のひとに注意されていました。それだけ大きいのです。
ところが、それよりも更に大きな動物がいました。
っていうか、これは反則です。だって、空想の生き物ですから。。。
一角獣、ユニコーンです。しかも2体。頭のてっぺんまで3メートルくらいあったように見えました。
今回、改めて立体もいいなあと思いました。
フィギュアとかのいいところって、まさにそこにそれがあるという実感なんですよね。
ああ満足。そう思って出口を出ようとするとうれしいメッセージ。
「外にもアニマルがいます」
出てみると吹き抜けにも何匹かいましたよ。なにがいるかは見てのお楽しみってことで。
お土産コーナーにはいろいろと欲しくなるのがありましたが、画像のネタにしたポストカードのみ買ってきました。
一枚100円。全16種類で、全セットだと1300円でお得です。
あと白クマくん腕時計が100個限定とのことで1万円でした。お皿とTシャツもありました。なかなか充実してたと思います。
あと、こちらのカタログも販売されています。
5/27まで。平塚市美術館にて。