熊谷守一とあっては行かない訳にはいきません。
ということで連休の最終日に北浦和にある埼玉県近代美術館へ行ってきました。
チラシもあざやかです。
チケットは白猫です。
シンプルでいいんんですよね、フォルムも色彩も。
雨水
これ、衝撃でしたよ。
水って細かく分けられた色彩、もしくは水色のみでしょう。
ところがこの作品に描かれる雨水はなんと3色で区切られちゃっているのです。
これはとんでもないオリジナリティです。
徹底してシンプルに描く。それだけのことなんですが、なかなかこの領域まで行くのには相当の修行が必要かと思われます。
猫
熊谷守一の描く猫はいつ見ても思うところがあるのです。
エイリアンだよな~、って。
色彩に切れ目とちょっといじったフォルム。このさじ加減がなんとも言えないんですよね。
この作品のとなりにも同じタイトルの「猫」が展示されていました。
こちらは紺と白でしたが、やはり面構えはエイリアンでした。
郡鶏
普段から若冲の鶏に慣れ親しんでいるとこの作品には度肝を抜かれちゃいますね。
足のない白い鳥。しかも、頭は赤いだけで申し訳程度につけられたクチバシ。
こういうの見ると脱力系だなあと思います。
つばめ
今回、守一の描いた日本画も展示されていました。
なかでもこのつばめの軽妙なタッチが気に入りました。
解説によれば、守一は「油絵は時間がかかるけど、日本画は一気に描きます」と言ってたそう。
なるほど、へんに溜めないでささっとスピードを持って描くことでこの潔いラインが出せるのですね。
あと、気になったのは植物を描いた作品。
「あじさい」なんて、菱形のみどりに紫の丸ですよ。どうしたら、こういう風に描こうと思うのかが謎ですね。
一番ラストには藤森武氏による熊谷守一のポートレートが展示されていました。
最晩年の頃で仙人のように白く長いヒゲを伸ばしてて、なかなかいい雰囲気でした。
驚いたのは自宅に庭で頭にカラスをのっけた写真。
しかも、くちばしで髪をついばまれてるのですよ。こういう写真を見るとほんとに仙人みたいだなあと思いました。
熊谷守一展は3/23まで。
ということで連休の最終日に北浦和にある埼玉県近代美術館へ行ってきました。
チラシもあざやかです。
チケットは白猫です。
シンプルでいいんんですよね、フォルムも色彩も。
雨水
これ、衝撃でしたよ。
水って細かく分けられた色彩、もしくは水色のみでしょう。
ところがこの作品に描かれる雨水はなんと3色で区切られちゃっているのです。
これはとんでもないオリジナリティです。
徹底してシンプルに描く。それだけのことなんですが、なかなかこの領域まで行くのには相当の修行が必要かと思われます。
猫
熊谷守一の描く猫はいつ見ても思うところがあるのです。
エイリアンだよな~、って。
色彩に切れ目とちょっといじったフォルム。このさじ加減がなんとも言えないんですよね。
この作品のとなりにも同じタイトルの「猫」が展示されていました。
こちらは紺と白でしたが、やはり面構えはエイリアンでした。
郡鶏
普段から若冲の鶏に慣れ親しんでいるとこの作品には度肝を抜かれちゃいますね。
足のない白い鳥。しかも、頭は赤いだけで申し訳程度につけられたクチバシ。
こういうの見ると脱力系だなあと思います。
つばめ
今回、守一の描いた日本画も展示されていました。
なかでもこのつばめの軽妙なタッチが気に入りました。
解説によれば、守一は「油絵は時間がかかるけど、日本画は一気に描きます」と言ってたそう。
なるほど、へんに溜めないでささっとスピードを持って描くことでこの潔いラインが出せるのですね。
あと、気になったのは植物を描いた作品。
「あじさい」なんて、菱形のみどりに紫の丸ですよ。どうしたら、こういう風に描こうと思うのかが謎ですね。
一番ラストには藤森武氏による熊谷守一のポートレートが展示されていました。
最晩年の頃で仙人のように白く長いヒゲを伸ばしてて、なかなかいい雰囲気でした。
驚いたのは自宅に庭で頭にカラスをのっけた写真。
しかも、くちばしで髪をついばまれてるのですよ。こういう写真を見るとほんとに仙人みたいだなあと思いました。
熊谷守一展は3/23まで。