平和の歌・核兵器絶滅へと戦った英雄の歌

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短編小説  面接  4真実

2011年07月16日 | Weblog
(居酒屋を出たふたり、深夜喫茶へと場所を移した)


             4真実
忠雄 世の中はなにが真実か、何が正しいのか、悪いのか判断しにくい。たとえば、強国はキリストの名において、弱国を攻め権力者を締め出す。また、都合の良い政権を作る。会社では儲け主義を第一にし、年配者はいじめ、会社の方針に従わないものは排除する。資金はあるが前途不透明で新卒者を不採用、中小企業の社員優遇、フリーター劣採用、政治の年配重税、年配医療高額などさまざまに疑問がある。

実 真実と嘘が混乱している。であるので見破る眼力は必要だ。日本では世界大戦で国民は報道の規制でだまされた。軍部の情報操作でだまされてしまった。近年でも、報道が誤認での犯罪人を伝えたためその家族は大変な迷惑を被った。

忠雄 正義とはなんだろうか、体制を守るために軍隊での弾圧、報道の名目で盗聴というのは。会社でも商売繁盛のため、利益第一のための人権無視など限度もあるのだが。

実 世の中の正義の判断は難しいところもある。マスコミが嘘に固まった情報に染まっては、庶民が困る。なにぶん、情報を信用をしてしまうから。そのためにも、自己で嘘を見破る眼力は必要だ。

忠雄 しかし、歴史を見ると、偉大な人間は悪口され迫害などされている。ガリレオだってそうだ、真実を言って、教会から迫害ユゴーもそうだ。権力の横暴を抗議したが、迫害され国を追われた。

実 孔子もそうだ、キリストも正義を訴えたが迫害だ。獅子尊者は権力から迫害され殺された。勇者は悪口されて一般にわからないところもある。故に、真実を見る目が必要だ。嘘やうわさに惑わされてはかわいそうだよ。

忠雄 さて、面接もあることだから解散しょう。

実 気楽に、精神をリラックスして臨むことだよ。今はどこも大変、弱肉強食があるから、騙されるな。一生懸命やることだよ。

忠雄 100件の面接をした勇者もいるんだ。希望の就職を、条件の良い就職をするために。僕なんかはまだまだこれからだ、 へたな条件で働いてもしょうがないよ。がんばるど。

実 負けるな、がんばれ。
              終了