平和の歌・核兵器絶滅へと戦った英雄の歌

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短編小説  面接

2011年07月07日 | Weblog
短編小説  面接            NAKAMITI
           1 約束
社長 もしもし、年はいくつ、何、60歳をすぎているのか。とにかく来てみては。
忠雄 よろしくお願いします。場所はどこですか。
社長 蒲田駅からバスだよ。電話、よこして。
忠雄 はい、明日いきますからよろしくお願いします。
(真剣であった。忠雄は就職をしょう職安を周りをしてみた。しかし、年齢てきに相手の会社が上手に断るのだった。
先日も職安の紹介で介護センターの運転手として、応募したが断られたのだった)

忠雄 食べなくては。食事をしなくては。しかし、人生は早いものだ。あっという間だ。この前まで青年と思っていたのだが、
(忠雄は青年時代を思い出した。お酒は大いに飲んだこと。友人と飲み屋にいったりしたこと)

忠雄 良かった青年時代は、大いに飲んだ、友達とおおさわぎもした。しかし、体も健康だしまだ働けるけど。働いてお金を稼いで飲みたいものだ。しかあしあせる、なかなか見つからん。周りが年配者と見ている。しかし、今度の運送店は手ごたえがありそうだ。今度は大丈夫のようだ。
(忠雄は運送会社の就職に期待しているようだ)
            
2 友達
忠雄 今日は就職祝いでいっぱい飲むか。
(駅前の居酒屋を探し入っていった。そして、ウーロン酒を注文した。夕方5時頃なのでお客は先客一人だけだった)
女子店員 お客さん、あちらのお客さんから、こちらへと焼き鳥一人前もって来ました。
忠雄 おお、お前、実ではないか、何をしているんだ。
実 今日は仕事が早く終わったから一杯のんでいるんだ。
忠雄 そうか、こっちの席へ来い。
(二人は友人だった。実は会社員であった。新聞社に勤めていたのだった。
実 今の時代はしっかりした哲学を持っていないと大変だ。社会がにごっている。弱肉強食の時代だ。弱いと見るといじめられる。職安は求職者が多数いるんだよ。高校生も就職難というんだ。お前は、運送会社でうまくいっているのか。
忠雄 年齢があるんだよ。小さな会社だった。保障もひどいものだったよ。再就職で駆け回っている。
実 そうか、大変だね。しかし、仏法では変毒というよ。毒を変じて薬となす。すなわち、それが縁で一生懸命働くことだよ。
忠雄 お前、まだ宗教をやっているのか。
実 そうさ、おかげで功徳をいただいて一軒家も買ったよ。外国旅行もいったよ。お前はどうなの、景気は。これから高齢者社会になると大変だよ。仕事は見つかるの。
忠雄 何とかなる。しかし、人生はあっという間だな。早いものだ。青年時代は先日のようだ。人生一回きりだよ。俺も、もう。
実 ははは。君は人生は一度きりと思っているのか。死んで終わりとおもっているのか。死んだらどうなると思っているんだ。人間、死んでは,また生まれてくるんだよ。
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