写真は1968年『37階の男』日テレ、左から中丸忠雄・高橋紀子・菱見百合子。
この作品の主演・中丸忠雄氏が先頃(4/23)急逝なさった。
慎んでご冥福をお祈り致します。
ウ~~ン、懐かしい作品だ・・ウルトラセブンの撮影終了後程なくしての出演だ。
私は14話~最終話まで東宝先輩の高橋紀子さんの降板のため代打出演だった。
中丸氏演じる小説家&探偵・神振太郎の秘書役で合気道2段の葵レナ子役だ。
DVD化もされておらず放映以後殆ど目にしていないから記憶も曖昧だが・・
思い出すままあの頃を書きなぐってみよう。
当時東洋一の高さを誇っていた話題の霞ヶ関ビル(36階)が舞台だ。
それよりひとつ上をいく男(中丸氏)の売れっ子作家のアクション&お色気ありの探偵物語だ。
提供はマツダ自動車一社、
未だカーマニアから耳にする人気の車種コスモやルーチェが劇用車。
毎回ゲストには当時話題の美人で色っぽい女優さんが登場する、
東京のど真ん中が舞台なのだ。
が・・撮影は何故か?関西・宝塚撮影所で行われた。
レギュラー陣は中丸氏をはじめ高城丈二氏、砂塚英夫氏と私。
東京から単身宝塚への仕事場は21才の私にとって心細いものがあった。
レギュラー陣四人の呑み会なんかセブンとは相反し一度もなかったよ(笑)
飛行機工場跡地での立ち回りでブーツの底が滑って入院を余儀なくされた事もあったナ。
武庫川沿いの「宝楽」という旅館が常宿で、撮影所まで徒歩10分、
宝塚南口駅方面から武庫川の橋を渡るとき行き交う宝塚歌劇団の生徒達がそれぞれ
「おはようございます」
って、私に丁寧に挨拶してくる、先輩と思ったか?フフッ悪い気はしないよね♪
あっこの頃だ、上手く芝居が出来なくて監督に怒られ落ち込んだ日、
思い悩んで2日の撮休を利用して思い切って自前で飛行機で東京まで帰った、
その日、東京は凄い事になっていた。
羽田からの帰路タクシーの中で見た光景は忘れられない怖い思いをしたよ。
ゲバ棒持った学生達があちこちの交番を襲撃してた光景を目の当たりにしたんだもの。
そう、昭和43年10月21日の「新宿騒乱10・21事件」の真っ最中、今でもトラウマになってるよ。
あっそうそう、この年の12月、宝塚での撮影も終盤に入った頃、
あの三億円事件のニュースが撮影所にも飛び込んできた。
東京府中でのボーナス強奪事件、あまりの高額に撮影所中が騒然とした事を憶えてる。
あああ、遠い昔の話になっちゃったね。中丸さんやすらかに。
まさに私が生まれた頃の熱い時代の光景です。
合掌 と共に、映像はありませんが、目に浮かぶようであります。
アンヌさんがアップなさった写真、初めて拝見いたしました。貴重な写真です。
中丸忠雄様のご冥福をお祈りいたします。
この番組は当然の事ながら全然知りませんが「大鉄人17」は見ておりました。
ご冥福をお祈りいたします。
いた方ですよね。
近年、大好きな役者さんの訃報を聞くと胸が痛くなります…
1968年といえばまだ8歳、当然と言えば当然かな?
でもセブンは間違いなく覚えてるのに・・・あっ!アンヌファンになったのは再放送ですけどね。
中丸忠雄様のご冥福をお祈りいたします。
ひし美さんが出演されていたのは、HPのフィルモグラフィーを見て知りました。
中丸忠雄様の訃報、残念です。
ご冥福をお祈り申し上げます。
現在CSで拝見してる「17」「キーハンター」の中丸さんお亡くなりなられたのですね、常にダンディーな役ばかりされてたので「かっこいい」記憶しかないのですが、昨日は高英男さんが亡くなられて・・・昭和の名優の訃報はただただ悲しい限りです、合掌。
「東京バイパス指令」と同時期かと思いますが「37階の男」はスチール込みで初見です、(現・寺田農夫人?)高橋紀子さんもおきれいですね。昭和元禄真っ直中での撮影ですか・・・衝撃的だったでしょう(GGで上映してみたいですね)しかしアンヌさんの記憶力は素晴らしいです。
怪獣図鑑により知ったのですが、まだ私が生まれる前の作品でしたので中々拝見する機会が無く、大人になってからビデオをレンタルしてやっと拝見する事が出来ました。
子供の頃に見ていたら、きっと相当怖かったであろうと言うくらいの迫真の演技でした。
ご冥福をお祈りいたします。
「大鉄人17」でした・・・
背広姿が凄く似合ってたと印象に残っています。
ひし美さん
初めまして宜しくお願いします、
宝塚での撮影のお話、アンヌ隊員が自分の住んでいる町に撮影に来ていたんだと嬉しく読ませて頂きました。
残念ながら現在は宝塚の撮影所も温泉旅館街も
無くなりマンションだらけの住宅街になっています。
日本映画が作られた場所が無くなり、名優の方が亡くなられたのは非常に残念です。
改めて中丸忠雄さんのご冥福をお祈りいたします。
37階の男・・・
麻生さんには、アニメやマンガばかりではなくて、
日本の古き良きドラマ作品も、
違った意味でも保護していただきたいものです。
ただただ、ご冥福をお祈りするばかりです。