あれから55年・・アンヌのひとりごと

ズバリ!団塊の世代。ひし美ゆり子のブログsince・06・1・14

コートダジュール&パリ

2012年05月31日 11時33分24秒 | ゆり子のひとりごと
友人のマダムアヤコ(映画ライター)が映画祭の為カンヌ入りを知り、彼女を頼って2日後に私も追いかけちゃった。
思い立ったらすぐ行動するという私の悪癖&センチメンタルジャーニー気分もあり(?)ひとり成田を発った。
最近出版された写真集(70年代平凡パンチ)in コートダジュール(カンヌ)の偶然が重なった事も旅の触発の原因かも。

アヤコが行ってなければ生涯2度と行かなかっただろうなぁ。39年振りのカンヌだ。


成田からパリまで12時間~パリからニース行きの飛行機の時間待ちにこの場所で4時間半過ごしカンヌまで20時間掛かっちゃった。
待ち時間に日本人らしき団体が?...お~やっぱり!皆それぞれに『旅物語』の札を付けていたよン。



私が行って2-3日はカンヌも異常気象で例年にない寒さと雨が...晴れ女の私には珍しいコトだな~。


アヤコお薦めの昼食に舌包みを打ち、彼女の邪魔にならない様一人アパートに帰り、夕食まで待った。


アパートのバルコニーから見える景色。ワインを呑みながら知ってるシャンソンを口ずさむ..なぜか涙がとまらない。
アヤコはPCに向って原稿書きしながら「ひし美さん!さすがセンチメンタルジャーニーですな...」と振り返りにっこり。
「あら!聴こえてた?」


食事をする時はアパートから徒歩15分のパレの正面玄関前、モンローの下でいつも待ち合わせ。


パレの前で日仏合作映画「ライク・サムワン・イン・ラブ」主演をなさった奥野匡氏がみえていた。
46年前私たち東宝の新人が「劇団NLT」に聴講生で行ったとき習ってた奥野先生だった。
ちょっとの期間習っただけだったので、ご記憶にはなかったが、快く2ショットを。。


パレ横の海岸レストラン。顔の広いアヤコのシンガポール人の友達と一緒にシェア生活した『韓流ピア』の顧問大森女史と。


レッドカーペットの前でパチリ!


アッバス・キアロスタミ監督以外すべて日本人のキャスト・スタッフにより、日本を舞台に撮影した作品、「ライク・サムワン・イン・ラブ」のカクテルパーティーにご招待にあずかった。
以前「スカイクロラ」の声の出演でチョッピリご縁のあった加瀬亮さんとアヤコと3ショット!!!


アヤコの仕事の合間をぬって時間を作って下さり、私の写真集のロケ地探訪を一緒にして下さった。
はじめ現地のかたに写真を見せた所、カンヌからニースの方向に10数キロ行った海岸「アンティーブ」じゃないかと教えて貰い訪れたのですがそこは賑やかな海岸でピカソ美術館のある所、どうやら違っていた様です。


大好物、牡蛎と蛤、海老に蝦蛄、う~~~ん最高!!東京国際映画祭事務局長の石坂健治氏と。。


こんな美味しい牡蛎パーティーを滞在中に2回もやってしまいました。


ジャ~~ン♪やっと見つけた39年前のロケ地。
滞在先のカンヌのタクシードライバーに写真を見せた所、
「ナプール」とか言う場所だと教えて下さり往復案内して貰いました。
カンヌよりマルセーユ方向に10キロ程行った所であまり人影もなく遠くにお城が見えました。
確かにNUDEを撮る場所はあまり人影のないところで撮りますよね(笑)そこは断定出来ました!


タクシードライバーに2ショットを撮ってもらいました~。


私はアヤコ達より1日前にカンヌ~パリへと5時間のひとり列車の旅です。
何故かと言うとフランスの連休のためチケットが取れなかったの。
そのかわり、パリ在住の旧知の友人マダムアツコがパリ駅まで迎えにきて下さいました。
アツコは東宝でも一緒でしたが、私が初めて家を出たとき「麻布十番」でシェア生活をした親友です。
彼女の息子も我家にホームステイに来ていた程の家族ぐるみの付き合い。
勿論アツコの家に二泊お世話になりました。


翌日、地下鉄に乗ってパリ市内を案内してもらいます。
地下鉄の中でチョット気分が悪くなり、優しいアツコは私の気持ちを察して下さり...
「アンヌ~途中下車して外の空気を吸おう!ビールでも呑むと治るから。ねっ!」
シャンゼリゼ道りに行く前にカフェテラスで昼間から一杯付合ってくれました。
コンコルド広場辺りだったかな。


カフェテラスを後にして、今度はタクシーでシャンゼリゼ通りまで。
取りあえず、凱旋門前で1枚取って貰いました。



おまけの一枚。写真が小さいですが、39年前に撮った凱旋門前の私。


こうして2週間の旅を終え、昨日無事に帰朝しました。
しかし東京は寒いです。渡仏した最初2-3日だけ寒かったけれど、今は東京よりずっと温かです。