大事に梱包された中から顔を出したのは、見初めのフルーツだ。
ラベルを見るとメキシコという文字が名前の下に小さく見える。
ホテルのバイキングのデザートでは、一口大に切ったのを食べているし、ジュースも飲んでいる。
しかし、マンゴの全貌は初めて目にした。
そっと指の腹で押してみると、教えてもらった食べごろは2日ぐらい先かな・・・
あの美味しい南国の味がとても楽しみだ。
アツ、そうだ。あれあれ!
すでにお腹の中に入ってしまったけれど、旅行先の志賀高原から送っていただいたサクランボがパソコンの中にある。
寝返りさえ自由に出来ないヘルペスの痛みの最中、そんなこととは全く知らない友人からの贈り物だった。
何を食べても美味しくなかった時、このサクランボの美味しかったこと。
とにかくカメラに収めて置いてよかった。
そういって、マンゴと共に、砂糖なしのジャムに、コーヒー。
「朝は、パン食」いつかそんなことを言ったのを覚えていて下さる優しい配慮に感謝である。