カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

水田の逆さ鉄塔

2006年06月08日 | ☆季節

裏に出てみると植え付けの終わった水田が広がる。

すぐ裏にはまだ、準備だけで、水が貯めてある田圃がある。
多分この週末には、田植え機の音で眼が覚めるのじゃないかと思う。



ときどき、空の中の鉄塔が、このブログに登場するのだけれど、今日は田植えの終わったばかりの水田の中に鉄塔を見た。
梅雨入り間近かの、期間限定の逆さ鉄塔である。
早苗が田の土に根を下ろし、株を張らせていくにしたがって、逆さ鉄塔のくっきりした姿は見られなくなっていく。
夜になると、蛙の合唱が、締め切った部屋にも賑やかになるのもこのときである。
毎晩同じように鳴くのだが、最初の一日だけが、気になるのは、ここに住んでから例年同じである。
この蛙の音も、次の夜からは、共存の世界となるのが田舎暮らしである。



家に、入ろうとしたら低い鉄の柵に、へばりついているアマガエルが、何処かから移動してきたばかりの様子で次の行動の準備をしている。
叢か、木の葉の影にでもいたのだろう。
アマガエルは、長く同じ場所にいると、その場所の色に変色する。保護色というのだろう。
緑色をしているのは、ここに来たばかりだと思った所以である。
うっかり触ると、飛び際にオシッコをかけられるので、そうっとして置く。

田圃で合唱する蛙とは別である。
コメント (10)
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