カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

屋上の風

2014年02月19日 | ★ 日々の呟き

 

 

橿原市のデパートに買い物に行った。4階の駐車場に車を置いたので、買い物を済ませてからエレベーターで4階を押したつもりだった。先に乗っていた人が7階を押してあった。

屋上には滅多に来ないが、「ちょっと寄り道」して見たくなって、7階まで上った。

 

 

屋上に出る扉を押すと、風が扉を押し返してくる。強い風が吹いている。社旗と国旗がはためいている。その向こうに二上山が見える。

 

 

余り広くない屋上の広場を歩きながら、四方の山を写そうと思ったが、風がきつくて帽子が飛ばされそうになるのを抑えながらの撮影は、気まぐれな撮影となってしまった。

 

 

帽子どころか私まで飛ばされそうに吹く風は、厳しく冷たい。手摺りをしっかり握りながら一段下に降りると、畝傍山が、柵越しに町並みの上に頭を覗かせていた。冷たい風に阻まれて他の山々を見に廻って歩くのが、転びでもしたら大変だと言う臆病風が私の足を留めさせて、屋上散歩はこれで終わりとした。

                                  

会社でお祀りしている神社が、屋上にあった。額の文字を読もうとしたが、黒ずんでいてはっきり文字が分からない。

会社の繁栄を護っているのだろう。

もうこれ以上屋上の冷たい風に中にいると、風邪を引きそうな気がして、大急ぎで7階へ入る扉の方へ歩いた。その辺りを歩いていた女性が、「寒いですね。風で涙が出てきます。」と語りかけてきた。私も最近、冷たい風に当たると涙が出てくるので、同じような人もいるのだなぁと、話を合わせながら、屋内に入った。外の寒さが嘘のように暖かい。

エレベーターに一緒に乗った人は、B1を押していた。私は4階でその人に軽く挨拶して降りた。

 7817    (18日)

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする