「この国のかたち」的こころ

敬愛する司馬遼太郎さんと小沢昭一さんに少しでも近づきたくて、書きなぐってます。

大の字

2005年08月27日 14時46分14秒 | 人々
 先日午前1時頃ブログを書いていたら、突然娘が僕の部屋に入ってきた。こういう場合はたいがい昼間に寝過ぎて夜眠れなくなるケースが多いのだが、今日は「ママのイビキがうるさくて眠れないよ。」という。

 これもたまにあることで、そういうときは僕のベッドにしばらく寝かせてから、部屋を移ると上手くいく。

 娘はかみさんと6畳の部屋に布団2枚を敷いて寝ている。僕は別。家庭内別居か!と色めき立つ必要はない。仲が悪いわけじゃないからね。

 僕はいつも6時半に家を出て行く。カミさんは滅多に起きてこない。娘が乳幼児だった頃からの習慣で、僕は一人で朝ご飯を食べて出て行く。

 娘と一緒に寝てるとかなり眠りは浅くなる。おねしょはもう止んだが、鼻血、トイレ、寝相の悪さ等で、何度か起こされることもあるらしい。

 僕は出勤に45分の運転を伴うから眠気は命取りになる。

 で、そのとき娘は「パパ、見に来て!」という。

 理由を聞くと「ママが真ん中で大の字になっていて眠れない」というのである。

 部屋に見に行くと見事に「大の字」の形を創っている。

 そしてカミさんの足下には「クマのプーさん」の縫いぐるみがあった。

 僕はゆっくりと娘の方を振り返りながら、静かな声で


 「よく見なさい。これは『大』ではなく『太い』という字だよ。」

 と言った。

 娘も「そおかあ!」と感慨深げである。

 しばらく二人で鑑賞していたが、そんなことしても仕方がないので、僕がカミさんをゴロゴロ転がし始めた。

 カミさんは「ん~?なあに?」とか言いながら結構素直に従っている。

 「これで大丈夫!」
 「パパ、ありがとう」

 となって部屋に帰った。


 僕のカミさんの凄いところは翌日その話をしても全然怒らないところである。
ネタとして良ければ大笑いしてしまうのである。

 しかも先日カミさんは友達と温泉アンドお食事の小旅行をした際に、その自虐ネタで大いに笑いを取ってしまったとのことである。

 ちなみにネタは娘がカミさんの横に寝て枕を腕の辺りにもっていくと、「伏」の字になるという進化型のネタも披露したらしい。

 結局、何を言いたいのかよく分からないが、ウチの家族は脳天気だということだけは言えそうである。

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