「この国のかたち」的こころ

敬愛する司馬遼太郎さんと小沢昭一さんに少しでも近づきたくて、書きなぐってます。

夜の自販機 おしることコーンポタージュと宴会帰り

2008年12月23日 22時10分16秒 | 文化論
 世の中は不景気なのです。でも季節的には忘年会の季節なのです。で。焼津石津浜にあるホテル三景園で忘年会でした。まあうちの職場としては2年ぶりなんですけどね忘年会、色々事情がありましてね。そういうことになりました。しかもだ、ホントは焼津松風閣だったのに、間に入ったツーリストが確認ミスで、急遽ここになったものだから、参加者が激減でした。まあだから三景園が取れたんでしょうけどね。僕は職場から車で家に帰って、駅まで送ってもらって、電車に乗って、焼津に行って、駅からタクシーで1700円かかって宴会場にたどり着いたのでした。焼津駅から無料送迎バスは出ちゃいません。職場からは出ています。路線バスは25分ほどかかるけど、バス停からの道のりは定かじゃありません。しかも焼津の道路行政の悪さは筋金入りだ。片側2車線の道路がいきなりすれ違いの出来ない道路になるなんざ、そこいら中に展開してるありさまで、真っ直ぐな道などは一つもないものだから、隣町の人間でも、方向感覚が狂わされる魔の町と化している。素人は車で行っちゃ行けません。このアクセスの悪さが一度倒産間近に追い込まれた一因なのではないかと思うのだけれど、まあそいつは今の三景園にはちょいと酷なお話で、しっかりサービス、おいしいお料理でもてなして頂きました。
 で、帰りはマイクロバスで藤枝駅まで送って頂きました。日頃は自家用車で通勤している僕にとっては半年ぶりぐらいの電車だったのです。しっかしホームは寒いね。幸いなことに次の電車は浜松行きだから良いようなものの、これが島田止まりで、その次がホームライナーだったりすると最悪になってしまう。
 で、それでもこの時期20分のホーム待ちはきついものがありますな。酔いなんぞどんどん冷めていってしまう。そうすると自販機が目に入りますなあ。とか言いながら宴会帰りの恒例であったりして、季節は関係なかったりするんですけれどね。
で、「おしるこ」とか「コーンポタージュ」とかいう、日頃は邪道としか思えないようなラインナップが妙な迫力を持って迫ってくるんですな。僕はまさしく震える手で「負けて堪るか!」と心の叫びをあげながら、「あったかいお茶」か「ミルクコーヒー」を選ぶんですな。たまに弱気になると「ココア」を選択してしまって、「これは今日はだいぶ追いつめられているぞ」と感じたりするんですが、「おしるこ」や「コーンポタージュ」に罪があるわけでも不味いわけでもありません。むしろ「おしるこ」は中に餅が入っているわけでもないのに、ここ20年以上自動販売機の8番バッターとして、不動のレギュラーポジションを維持しているのは敬服に値するのではないかと思うのです。
 だから何なんだよおまえはと言われたら何にもならないのですけれどね。
 

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