超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

<span itemprop="headline">地味な指揮者たちの集大成を聞く僥倖</span>

2014-04-17 23:31:23 | 無題

最近聞いたCDはヴェネツィア・レーベルのリヒテルのベートーヴェンソナタ集がひとつ。
咳の音とか入っているが、演奏自体は凄く呼吸が深いよいテンポ感である。
それからソニー・クラシカル・マスターズのジョージ・セルのベートーヴェン全集。
これがきちんとした音作りで好ましい規範となるべき演奏。セルは堅固な美学がある。
それからデヴィッド・ジンマンのシューベルト全集。
ジンマンはマーラーが美しいので癒しを期待して買った。
思ったよりテンポが速くピリオド奏法である。未完成とかグレイトはもっとじっくり聞きたい。
でもつかの間の休息には良いBGMだった。
それから去年のクリスマスから聞いているのが、カール・ベームのザ・シンフォニーズ。
限定盤完売かと思っていたらアマゾンで売っている。
長く聞き継がれるべき遺産の一つである。
最近毎日聞いているのが、ドイツグラモフォンのヨッフムのザ・シンフォニーズである。
ベートーヴェン、ブラームス、ブルックナーの渋くて貫録のある好ましい録音が聞ける。
半分モノラルだが、音質も多分いいのだろう。
英雄、運命、田園、第九、ブラームス全集、ブルックナー全集の渋い味わいを堪能している。
ベートーヴェン全集はバイエルン放送響とベルリンフィルの演奏で古き良き時代の息吹が聞ける。
何度も何度も聞いている。
カール・ベーム、ベルナルド・ハイティンク、オイゲン・ヨッフム、ラファエル・クーベリック…。
堅実に良い実力派指揮者の大型ボックスセットが次々に世に出ている。
どれも噛めば噛むほど味が出るタイプの指揮者の遺産でありがたく聞いている。
フルトヴェングラーやトスカニーニは最近聞いていないが、また折を見て味わい尽そう。
アンタル・ドラティのハイドン全集は癒し効果抜群で時折取り出して聞いている。
アンタル・ドラティは勢いよく復刻を出しているが人気なのだろうか。
ベートーヴェン全集は澄んだ水のように温厚だったがハイドン指揮者には適任だ。
地味な指揮者のシンフォニーズを聞ける僥倖に浸って、日々のうさを乗り越えている。

堅実な深い指揮者のエディションを繰り返し聞く永遠の今



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