超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

歳時記俳句・秋来る

2024-08-09 00:03:24 | 自作俳句
秋初め帰る所にみな帰る
秋気澄むあの空の下どんな顔
秋の山遠く霞みて赤蜻蛉

後半生望みは遠く秋の空
月光に美しくまた壊れかけ
ひたひたと近づいて来る秋の蔭

水澄みて少年少女目を伏せり
蜉蝣が何故か惹かれる蟻地獄
小鳥来て部屋を眺めし数分間

遠き日の瞳が映る琥珀石
思い出の浮かんでは消え野紺菊
御神籤の願い叶いて木槿咲く

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