超人日記・作文

日々の随筆の合間に、短歌や俳句も登場します。

歳時記俳句・夏惜しむ

2024-08-05 00:03:11 | 自作俳句
青柿のたわわに実る人の庭
轟音や家の狭間の遠花火
版画館素足になりて水遊び

懐かしき猫の名前やきりん草
遠ざかるTシャツ眺め夏惜しむ
啼き終わり落ちし蝉あり秋近し

終わり行く夏野を過ぎて列車窓
今は無き漫才芸や夏放送
夏の灯で読みし文庫も半ば過ぎ

八月に独り寝転ぶ海の家
避暑地から帰る途中の後ろ髪
想念の回り灯籠浮かぶ影

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