超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

歳時記俳句・短篇集

2023-08-30 00:04:18 | 自作俳句
秋疲れ眠りに落ちて薬師仏
楠もやや秋めきて寺に旗
毎日を二百十日も書き溜めり

行き帰り歩く足取り爽やかや
秋の日の思い身に染む正午ごろ
彗星に放ちたる声さえぎられ

出来事の絆が見ゆる秋日和
取り敢えず今日も終わりて窓に月
病さえ癒ゆる途中の案山子かな

鈴虫の声に囲まれ募る夜
登下校いつも見守る七竈
秋の日は眠りに至る短篇集
コメント
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