歳時記俳句・薄紅葉

年一度やさしき人も盆休み
揺れる葉が障子に映る踊り草
削り絵で夢見る盆の手の遊び

秋服を乗換駅へ買いに行き
鈴虫と初秋の蝉が二重唱
散策に出かけ朝顔六分咲き

茅ケ崎のトルコ名物秋の茄子
階段に疲れて落ちる秋の蝉
台風が生まれてすぐに接近中

休暇中薄荷の花の風匂う
道端で出会いし時は薄紅葉
秋草に見守られつつ町へ出る