超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

歳時記俳句・秋思う

2023-08-19 00:04:16 | 自作俳句
薄青の空広がりていま初秋
息通う命見守り放生会
瞬く間心洗いて星流る

押し黙り空を見ている宵の闇
虫籠に鈴響きたる爽やかさ
雲の色虫の音にまた秋思かな

盆も過ぎ徐々に用事の増える頃
川も澄み蜻蛉休みて汗乾く
夜長にも耳を澄ませば虫時雨

夜明け時枝に止まりて草雲雀
無花果の遠き故郷の匂いかな
寂しげな顔も絵になる露草や
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする