超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

夏色俳句・軒凉し

2023-08-02 00:04:36 | 自作俳句
三階は人にはきつし夏燕
行き帰り闊歩するなか柿若葉
夏草が見守る道を徒歩帰宅

綿雲が風に吹かれて青信号
庭先に蓮を浮かべて実家窓
手のひらを軽くくぐらせ薫衣草

素麺を一キロ買いてひと安心
庭植えの花も盛りで軒凉し
遠雷に世の終わりかと思いたり

夏雨にぬれて街路を急ぐ足
半額の西瓜パックで涼を取る
瀧を背に写真を撮りて持ち歩く





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする