ものごと(修論)は一気に熱を入れて片付けてしまうのが最上ですが、その利点は短期間に目標に達し、成果を上げて経費を最小限におさえることができること。
その一方、望んでいたわけではないがスローライフを楽しむことになって、時間をかけてじっくり思い悩むのもまた楽しい。
ゆっくり学ぶからこそ思考が熟成してよりよい結果をもたらすことが期待できる。
と、自分に言い聞かせながら年月を重ねてすでに高野山に上ってこのかた8年目(科目履修生の2年を含む)に入ってしまった。
べつにこの先急いで何をするかという目的もないのでちょうどいいんだけど、これまでに積み重ねてきたデータがある日突然行方不明になるというショックなことがあり、困っています。
安全対策のため2個のUSBメモリを眼鏡コードのようなアクセサリーの両端につなげて、首にかけて家の中を移動していたのに、ある日それが見当たらなくなった。
USBメモリを2個とも両端につなげて持ち歩くというのは、同時に失うということでなんのためにやったのか意味不明。
もっと徹底的に探せば必ず家のどこかにあることは間違いないが、とにかく見つからない。
パソコンのほうに保存してあるデータもあるし、まったくデータがゼロになったわけではないけれど、いまのうちにパソコン本体から外付けハードディスクに移したり、きょうはUSBメモリを2個購入してきたので、これからこちらへも保存するつもり。
データの中には、悉曇十八章を練習するための100ページ以上ある枠(一文字ごとにローマナイズを記してある)とか、法華経や維摩経の梵文のローマナイズしたものとか、それぞれ1か月以上かけて作成した資料があって、あれをまたやり直す気にはなれない。
エディオンでUSBメモリを選んでいるとき、あまりにも種類が多いので困ってしまい、ふと目にしたのが32ギガで1個1680円、2個だと2000円というもの。
なんだか胡散臭いけど単価が安いのでこれにした。
win11に使えるって書いてないけどどれもみな同じなので安いのにしましたが、保証期限が1年間ってそれなに?
せっかく保存しても1年しかもたないってことかな。
CDも案外寿命が短いらしいねえ。
それに比べると50年前のレコードはきのうも作動させたのですが、和らかないい音が出ていて、こういうのもいいなあと思いました。