昨日朝から元気がなく、支えても立てない状態。
それまでの冷たい雨がやんで太陽が出てきてほっとしていた。
こんな感じで朝からずっとここにいて、私はいすに腰掛けて見守っていた。
異変を感じたのは、まったく食事を取らなくなったことで、あの食いしん坊が鼻先にジャーキーを近づけても一切口にしない。
水だけは何度か飲んでくれた。
夜間は今年初めて玄関の中に入れて寝かせることにしました。
これはよかった。
白い吸収シーツを何層にも敷き詰め、その上に寝かせていると、両足をもがくようにする。
その仕草はまるで天国への階段を駆け上っているようだった。
何十周も手足をばたつかせながら体を回転させ、やっと静まったと思ったら、突然嘔吐がきて、食べてないので水分だけですが、すごかった。
そのあとぐったりして眠り込み、午前12時ごろまで見守ってから私も休んだ。
夜中、ずっと騒がず静かに眠っていたらしい。
午前5時半ごろ私が起きてきて様子を見ると、寝たままうんちをしている。
それもそんなに悪い状態のではなくて始末が楽だった。
きれいに取り除いてからタオルに包んで抱っこしていると、また嘔吐し始めて、今度はそれほどの量でもないけれどいったんおろし後始末をしていたら、一声苦しそうな声を出し、そのまま静かになってしまった。
午前6時45分永眠。
ごまちゃん、この1年間ほんとによくがんばったね。
16歳と4か月。
まえのちょび(柴犬)は病院でなくなったので、ごまちゃんは絶対に私の腕の中で見送ると決意していて、その念願はかないました。
苦しむ様子を見るのはつらいけど、それだけはよかった。
稚ければ道行き知らじ幣為せむ黄泉の使負ひて通らせ 万葉集五(915)
この万葉集のうたをごまちゃんへ。
遺影写真と贈られた花を飾りました。