望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

突然思い出した、昔々の死体ネタ(ウラ話番外編)

2011-12-10 21:57:24 | 舞台・ウラ話
 
ウラ話の続きを書こうと、

一昨日アップした話を読み返していて、

突然、ものすごく古い話を、
思い出しちゃいました。


私、一昨日、こう書きました。

  
  ---------

私は映像をほとんどやってないので、
あまり偉そうなことは言えないんですが、
映像は映像で、大変そうだなぁって思います。

死んだ顔なんかがアップになってると、
思わず注目しちゃうんですけど、
やっぱりうまい人と下手な人っていますよね。

  ---------

私、いろいろと事情があって、
TVなどの映像は、やりません。


・・・なんですが、すっかり忘れてたけど、

10代後半~20代前半までは、
TVが中心だったんですね。

妊娠、出産、子育てで、完全に離れてしまって、
今では他人の人生だったような錯覚すらしていますが、

私、ドラマに出てたりしたんです。


とある刑事ドラマにも、
ちょこちょこ出してもらってて、
そのときのことを、今思い出しました。

・・・あの当時は、同じ顔が、違う役で、
 何度でも出てきて平気だったんですねぇ。

 一応ちゃんとした役で、
 2ヶ月に1回くらい、出してもらってました。




ウラ話の、ものすごい途中に入れちゃいますが、
これ、お話したいと思います。

・・・って、また前置きが長すぎ!

私の悪いクセで、すんません。

これで明日に続けます 

今度こそ、ちゃんと明日、アップしまっす

      
    (つづく)








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舞台の裏のウラ話・その10

2011-12-09 00:41:57 | 舞台・ウラ話

どうかなどうかなと思いながらも、しつこく続けております、
この死体ネタ。

さすがに私の経験談で面白いのはこのくらい。
あとは何事もない「死体」でした。

だから、もう経験談ではないんですが・・・、
この際、ありったけ書いちゃいます!
つまんなかったらごめんなさい!


やっぱり、私も死体ウォッチャーだな、と思うのは、
テレビや映画などの映像系でも、
やっぱり死体を見ちゃうんですね。

私は映像をほとんどやってないので、
あまり偉そうなことは言えないんですが、
映像は映像で、大変そうだなぁって思います。

死んだ顔なんかがアップになってると、
思わず注目しちゃうんですけど、
やっぱりうまい人と下手な人っていますよね。

いい役者さんでも、なんとなく、
閉じている目がフルフルしてたりして、
へえ~と思うこともありますし、

うまく死ねる人って、特殊才能なのかなぁとも思います。
それとも努力のたまものなんだろうか。

目をカッと見開いて死んでたりすると、
もうそれだけで大感激(私、やっぱりヘンかな?)


でも、これは映像よりも、
圧倒的に舞台の方がきついはずです。

だって、撮り直しがきかないんですから。
まばたきしちゃったら終わり。
よっぽど自信がなきゃできません。


これがですねぇ、
マイミクのおのさんがすごいんです。

以前ご一緒した芝居で、
かなりの長時間、目を見開いて死んでいらして、
もう、稽古場で毎回、大感動!


マネして、同じ時間目をあけていようとしても、
すぐに涙がボロボロ出て、目が痛くなってダメ。

おのさんに聞いてみると、
「ボンヤリしてればいいんですよ」
とのことなんですが、
いやいや、どうやってもできません。

目が乾きやすいのかなぁ、とか、
目のせいにしてみたりするんですが、

根性だとか努力だとか、だったら悔しいな、と、
そのあたりも、なんとなく気になるところです。


こんな話に、ここまでこだわるんだから、
まったく役者って生き物は、と思いますが、

ひとつ、今でも忘れない、
目を見開いてのすごい死に様がありまして、

それも、なんとオペラなんです。

        (つづく)





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舞台の裏のウラ話・その9

2011-12-07 00:22:46 | 舞台・ウラ話

死体(私)を乗せた大八車が登場し、
大勢の仲間がその後ろを練り歩き、
粛々とシーンが進む・・・はずでした。

ところが、

大八車と共に、

みんながソデに入った途端・・・、


全員が一気に、

早替えの場所に走り出したではありませんか!!


裏の広い劇場だったから、
もうほとんど短距離走 

大八車を引いていた、私の夫役も、
後ろで押していた、私の娘役も、

一気に手を離して、走りだしました。



「あーーーーーーーーーっ



と声にならない叫びとともに、
あわれ大八車の板は、パッコーンと跳ね返り、

乗っていた私は、冗談のように飛ばされて、

頭から床にどーーーん。


「痛ったぁ・・・


痛さにうずくまっていても、
周りにはもう誰もいない・・・。


仕方なく、1人でヨタヨタと歩きだし、
大八車を邪魔にならないところまで引いていき、

足を引きずりつつ、楽屋に戻りました。



さて、そんなこんなで、いろいろありつつゲネ終了。

ゲネが終わると、すぐに全員で集合して、

「何か問題、ありましたか?」

と、本番寸前のチェックをします。


はい、もう当然、私は問題ありすぎ


「あのー、大八車なんですけど(このあたりで、すでに怒ってる)、

 1人じゃ降りられないんですね。
 誰かに支えててもらわないと。

 ゲネ前には〇〇さんと〇〇さんに支えてもらったんですが、
 ゲネのときには、皆さん忙しいから(忘れてっただろっ!)、

 これだと私、毎回、落っことされちゃうんですけど。
 (いーかげんにしろよ!)」

「ありゃりゃ、そうですか。
 えーと、あのシーンで時間のある人は・・・」

と、舞台監督さんが解決法を探ってくれたのですが、

どう考えても、人がいない。
そりゃそうです。全員、早替えなんだから。


頼みの綱の舞台監督さんも手が離せずで、

結局、
ちょっとだけ出が遅いために、
ちょっとだけ余裕のある、

私の夫役の役者さんに、1人で支えてもらって、

滑り台のように滑り降りることで解決になりました。


かくして、本番中は、毎回、
ソデにはけた途端に、

かぶされていた白布を一瞬ではぎ取り、

スーッと滑って着地! という、

なかなかの早技をこなしておりました。

(誰も見ちゃいないけどさ・・・)


        (つづく)






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舞台の裏のウラ話・その8

2011-12-04 14:17:20 | 舞台・ウラ話

前後を支えてもらわないと、乗り降りできない大八車。


まぁ、それでも、普通に支えてもらえばいいワケで、
なんの問題もない、つもりでした。


ところが・・・、


という前に、このときのシーンをご説明しますね。


私の死を悼んで、10人以上の仲間が、
大八車の後ろを練り歩く・・・といったシーンでした。

ゆっくりと動く大八車。
それに歩調を合わせるように、
ゆっくりと動く人の列。

このあたりは、じっくりと見せようって狙いです。


ただ、ゆっくりと歩きながらも、
実は、全員が全員、心の中ではドッキドキ。

というのも、このシーンのすぐあとに、
地獄のような超早替えが待っていたんです。
それも全員!


ソデにはける順番でさえ、
1人でも先にハケたい、というくらいで、

みんな、早くソデに入って、
走りたくて仕方がない

悲しそうな顔をして歩きながらも、
ホントはもう気もそぞろ状態だったんですね。


その上、悪いことに、
セットのトラブルで時間がなくなり、

大八車が届いてから、一度も、
そのシーンの稽古をしないまま、ゲネに突入してしまった。

支えてくれた2人を除いて、
誰も大八車の「タチの悪さ」を知らないまま、

本番通りにやってみるゲネ(ゲネプロ)が始まってしまったんです。


でも、ゲネとなれば、
こっちも、他のことで手いっぱい。


シーンが進んで、私が死んで、
死体の出番になったときには、

なーんにも考えずに、舞台のソデで、

そばにいた人に支えてもらいながら、
大八車に横たわりました。


        (つづく)




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舞台の裏のウラ話・その7

2011-12-03 03:11:34 | 舞台・ウラ話

すっかりご無沙汰のウラ話。

やっと再開させて頂きます。

前回は「死体ネタ」(!)の途中。
ひとつの話が終わったところだったんですね~。

また違う話なので、前回のことは、
思い出して頂かなくて構わないんですが、

もし、<その1>から読んでやる、という奇特な方がいらしたら、
こちらが、<その1>でゴザイマス。



そして次の死体ネタは、
今回もまた、違う意味で冷や汗をかいた思い出話です。


内容をご説明しますと・・・、

時代は戦後まもなく。
まだ物のなかったころのお話。

その上、貧しい村が舞台だったので、
死体を葬りに行くのに、大八車を使ったんですね。
はい、その死体が私でした。


リヤカーじゃないんです。
<大八車>
初めて乗りました(当たり前か)。

名前は知っていても、
その時はまったく知らなかったんですが、

大八車って、1枚の板に、
車輪が両側にふたつ、ついてるだけなんですね。

検索したら、わかりやすいイラストがありました。
イメージは、幅の広いシーソーといった感じでしょうか。




こういった大きな道具は、
稽古の時は代用品で間に合わせるため、
実際に乗ったのは、劇場に入ってからなんですが、

これに、もし乗る場合は(乗らないか)、
絶対に1人で乗っちゃいけません!

大八車が劇場に届いて、
「じゃあ1回乗ってみようか」と、
練習してみたところ、

なんと! まるっきり乗れないんです!

それも当然の話で、
シーソーと同じですから
重心が動くたびに、前後に激しくぎっこんばったん。

その上、シーソーは、中心が固定されているのに、
大八車は、その中心が車輪ですから、
くるんくるん動くこと動くこと!

死体のように仰向けに寝そべるなんて、
とても1人じゃ無理!


そこで、男性2人に、前と後ろを押さえてもらって、
よいしょと這いあがり、

ゆらゆらと安定の悪いところで、
やっと仰向けに寝転がることができました。

「じゃあ、本番もこんな感じで」
と、やはり、支えてもらって、なんとか降りながら、
一緒に出る人に頼んで、それで一件落着、のつもりでした。

ところが・・・。

        (つづく)






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