望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

彗星なんとなくウラ話・その19・バミリ・バミれば・バミるとき

2020-02-17 15:51:17 | 舞台・ウラ話

やっとそろそろ、ウラ話恒例の、
舞台裏へご案内~、に移りたいと思います。

が・・・、その前に、
ちょっとバミリの話でもしてみようかと。


バミリ・・・場ミリとも書きます。
普通の生活では、絶対に聞くことのない言葉でしょうが、
何かというと、こういう床の「線」のこと。


つまり、実際の舞台の感覚をつかむために、
セットの位置や舞台の広さなどを、
実際と同じ尺(大きさ)で区切って、
そこで稽古をするのです。


これは本当に最初の最初の時ですね。


毎回稽古のたびにバミる(動詞・笑)ので、
やってることは変わらないんですが、

最初はイメージが掴めないので、
図面を見ながら、巻尺使って、
あーでもないこーでもないと、図面とにらめっこです。


そして日が過ぎ、固定稽古場に移ると、
ビニールテープでしっかり作って、
ぐっとわかりやすくなりました。

ちなみに、小さな四角は柱。
そして右のゆるい「く」の字型は、ケーキ屋さんのカウンター。
まっすぐ細長く続いているのは、階段です。




階段は、立体的にセットを立て込む時もありますが、


今回は階段もバミリのみ。

それだけに、こういう殺陣や動きがある場合は、


しっかり階段を意識して動かないと、
後でえらい目にあいます。


でも、バミリって、
新人時代は結構無視しちゃうんですよね。

ついお芝居のほうに一生懸命になって、
自分の足がどこにあるのかわからなくて。

「おい、舞台から落ちてるぞ!」
なんて、よく怒られました



そして舞台での本物の階段。


あ、本物って言いましたけど、
実はこの階段の側面は、発泡スチロールです。


という事はどういうことかと言うと、
靴でガリッとやったら簡単に崩れちゃう。

それもステップが狭いので、
ほんっとにすぐにガリッとなって、
あ~、またやっちゃった~と落ち込みます。

でも、舞台監督さんは、

「これは毎回直すんで、
そんなことで芝居が小さくなったりしないように、
思いっきりやってください」
と言ってくれて・・・。

本当にありがたいっ! と感謝しながら、
お言葉に甘えて、ガリガリやっとりました


   (つづく)




 ーーーーーーーーーーーーー
 ブログランキング参加中 
  人気ブログランキング
 よろしければ、クリックを!
ーーーーーーーーーーーーー

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 彗星なんとなくウラ話・その... | トップ | 彗星なんとなくウラ話・その... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

舞台・ウラ話」カテゴリの最新記事