望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

彗星なんとなくウラ話・その20・舞台裏へごあんな~い

2020-02-18 16:12:05 | 舞台・ウラ話
さてさて、ここからは、
ウラ話恒例、舞台裏の写真でございます。


今回の舞台は、役者が出入りする出ハケ口が、
上手と下手、それぞれに3つずつありました

この意味は何かと言うと、
舞台での動きがダイナミックになるんですね。

同じ場所から出たり入ったりしていると、
動きが制限されるし、
今回のように、場所と時間を飛びまわる話だと、
わかりにくくなってしまう。

だから無理をしてでも6つ作るという選択は、
この作品には絶対に必要だったと思います。


つまりこれに関するメリットは、
計り知れないほど、あるのです。


   が・・・、

その分、出ハケ(出たり入ったり)が、
なかなか大変なことになりました。


特にヤバいのは、真ん中の、ここ。
上手の、この真正面の黒いスペースです。


この矢印のあたりに切れているところがあって、
そこから出入りするのですが、

不自然にならないように、布がたっぷり使ってあるので、

黒幕のひだなのか、
切れていて出入りできる場所なのか、

それがまるっきりわからない


これの裏はどうなっているかと言うと、
こんなにわかりやすい矢印が・・・。


つまり、このくらい書いておかないと、
どこかわからないんですね~。

そして、この矢印をよいしょと開けてみると、
こんな光景が現れます。


ナオの家の畳とちゃぶ台が見えますね。

しかし、ここから入れる、と思ったら大間違い!
ここはライトの場所なんです。


こんなに広いところから、
人間も出入りできたら楽なんですが、
人間が通るのはここではないのです。

人間はライトの横をすり抜けて、
黒幕と網をかいくぐって、
よっこらしょーと出て行きます。


ほとんど障害物競走(笑)


そして、ここはナオ(私)の家。
つまり、私が自分の家から出入りする時には、
もれなく障害物競走がついてくる(笑)

稽古場のバミリだけでは、予想できなかった、この現実!

でも、「え?ここから?」みたいな話は、
毎回のようにあるんですよね。

「見よ飛行機の高く飛べるを」の舎監室なんて、
もう究極の障害物競走でした。


「見よ」ウラ話&ウラ写真(その26) 舎監室、驚愕の実態!


しかし、人によっては、今回、

これどころじゃない!って状況だった人も・・・。


   (つづく)





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