望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

舞台の裏のウラ話・その15

2012-01-26 20:59:55 | 舞台・ウラ話

ダメだダメだ、もうダメだーーーーっ!

やっぱり、そのスカートは限界を超えていました。

とても無理、と悟った私は、

休憩後の稽古は、スカートを脱ぎすて、
下のジャージだけで続け、

そして、そっとスカートを家に持って帰ったのです。


もうこりゃ、
ホックの場所を付け替えるしかない!

あとでバレても、
こんな苦しいもの着てられないわよっ!


どうして、こんな苦しい思いをすることになったのか?

・・・そんなプロセスはすっかり忘れて、
家に帰って、夜遅く、裁縫道具を持ちだしました。




ところが・・・、

・・・ウソでしょ・・・



このスカート、よほど細かったらしいんですね。

で、前にはいた人が、
すでにギリギリまで直してたんです。

ゆるくしようにも、もう布に余裕がない。


あああああ、困った・・・。

布を増やすにも、適当なものが手元にない。



うううううううむ。



と、そのとき、ひらめいたんです。

輪ゴム、使えるかも!


輪ゴムを二重にして、ホックに通し、
その輪ゴムに、もう片方のホックを引っかける。


<再現ビデオならぬ、再現写真>
 (注)その時のスカートではありません。


やってみたところ、
おっ、これはいいわ!

元々、窮屈で仕方のなかったウエストですからね。
ゴムなんかで甘やかしたら、
まぁ、伸びること伸びること!


がっつり肌が出るくらい伸びるけど、
上に着るセーターがけっこう長い。

あ、ダンスで腕を上げるか・・・、

もう、いいやっ、
一瞬だから、あんまり上げずにゴマかしちゃえ。


ホントにひどい話なんですが、
でも、絶対にこれだけは見せられません!


腕を上げた途端、

ウエスト部分に、伸びきった輪ゴムがあって、

そこにたるんだ肉が食い込んでる、なんて、

自分だって見たくない!!! (オエッ)


でも、これしかない。

腹をくくって、翌日の稽古から、
誰にも絶対に内緒で、

輪ゴムつきのスカートをはいて稽古しました。


が・・・、意外な落とし穴が・・・。


        (つづく)








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