望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

新劇でびっくりしたこと・その2・キャスティングが早い

2012-02-20 01:22:53 | 演劇・舞台・小劇場
 
これはもしかすると、
公演とか劇団によるのかもしれませんが、

でも、私には新鮮な驚きだったので、
勘違いならゴメンナサイと言いつつ、
書いちゃいますね。


今回の出演は、
出られなくなった劇団の女優さんの代わりで、
ということは、最初にお話ししましたが、


作・演出の竹内さんから電話があって、
「緊急なんだけど、3月空いてない?」

と言われたときには、本当にびっくりしました。


もちろん、びっくりの中心は、
本当に久しぶりのオファーだったことなのですが、

それ以外にも、もうひとつ、

  「へ?」

って感じだったんです。



・・・というのは、

その時はまだ1月のはじめ。



本番までに、2ヶ月以上あったんです。


まだまだ、
まるっきり決まらなくても不思議じゃないのに、

緊急って、どういうこと???



だって、小劇場だったら、
2ヶ月前に1人降りたくらい、何てことはない。

ま、これからでしょ、ってもんです。


だから、

「出られなくなった人の代役なんだけど」

とかって頼まれた日には、たいがい、


「来週、本番なんだけど」

   とか、

「ごめん、あと4日しかないんだ!」

といった、正真正銘の緊急で、

受けたら最後、地獄の日々、
なんて話ばっかり。



そうかと思うと、

稽古に先立っての顔合わせに出席して、

「今回、主役をやらせて頂きます」
と挨拶した役者さんが、

稽古初日には消えていた、なんてことも。


これはたぶん、
「とりあえず来て、様子を見てくださいよ」
みたいな誘い方をしたんでしょうね。

で、様子を見て「やっぱり出ません」
ってことになったんだろうな、と(笑)


そうなんですよ。

小劇場には、こういうところもあるんです。

もちろん、
こういう無茶なことをするカンパニーには、
だんだん出る人が限られてきますけどね。
(私も出ません)




それがまだ2ヶ月以上あっても、
がっつりキャストを決めなくてはならない。

それも、新作だというのに、台本が完成している。


きちっとしてるなぁ。

すごいなぁ。


・・・またまた、小劇場オバサンは感心しきりなのです。





       

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