さて、舞台上まで戻ってきました。

この写真、
左側に掃除機がチラッと見えますね。
ってことは、
舞台と客席の掃除が終わったばかりかな?
実はこの劇団さんでは、
私がいつも書いている、
<全員で働く小劇場>
というパターンがなかったんです。
何もかも劇団員さんとスタッフさんが、
やってくれて、
自分の小道具なども、
終わったらそのまんま、ほったらかし。
次の日にはちゃんとセットされています

客演の役者は、
役者だけやっていれば、それでいい、という、
本来、当たり前だけれども、
だけど!
小劇場の世界では、
きわめて珍しいカンパニーだったんです。
なにせ、小劇場の世界は、
客演だろうが何だろうが、
いる人間は全員使うのが当たり前。
というか、
そうじゃなきゃ、
回っていかないんですよね、普通。
ところが!
こちらはスタッフさんが多いことに加えて、
劇団員さんが働く働く!
だから、少しでも休みがあると、

1列に1人、しばしの休息。
劇小の椅子が柔らかくてよかったね(笑)
そして開演1時間くらい前から、
我々客演メンバーが、
てんでバラバラに、舞台に来ては、
ストレッチしたり、声出ししたり。

このあたりは、みんな、
完全に、自分のペースで動きます。
開場時間までに、
⇒ 私はこれだけの用意を済ませておきたい。
⇒ となれば、ストレッチは今がいい、
みたいに、逆算しながら動いていくので、
まったく人と繋がることがないのです。
もちろん、その途中で、
バカ話で盛り上がったり、
突然何人もで踊り狂ったり、歌いだしたり、
毎日、なにかと道草を食うので、
「あれっ、もうこんな時間?
なんで今日、こんなに時間がないんだ?!」
みたいなことも出てくるんですね~。
よく考えれば、当たり前なんですけどね~(笑)
<つづく>


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