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望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

ウラ写真・劇場の日々<思いおこせば・・・>

2015-06-09 23:58:41 | 舞台・ウラ話

もう2ヵ月も前だから、
すっかり忘れちゃってましたが、

この写真を見て、ふと思い出しました。

これ、前回の、
「抜き稽古」の記事で出す予定だったのですが、

出し忘れて、
あらためて見ているうちに、
  あ・・・、そうだったな、って。


この写真、
ふつーに、抜き稽古です。

演出のダメ出しを聞いているのか、
照明さんや音響さんとの打ち合わせが入って、
微妙な待ち時間なのか、

みんな、素で立ってますね。

でも・・・みんなの顔が硬い。

いや、身体も硬い。

というのも、これ、初日なんです。

でも、今回は、
ただの初日ではなかった。

「小屋入り前夜のハプニング」

キャストの1人が、身内の突然の不幸で、
初日の舞台に出られないという、

衝撃のハプニングがあったのでした。

そうでなくても、緊張の初日に、
変更に次ぐ変更を重ねて、

やっと本番前までこぎつけて・・・、

そりゃ、みんな、硬いでしょう。



ちょうど、その時の、
楽屋の様子も撮っていました。

舞台監督さんと、三浦明日香ちゃんと、主役のむっく君。

全員、衣裳をつけているから、
まさに本番寸前、

客席に、もうお客様が入り始めた頃でしょう。

この期に及んでも、
まだ打ち合わせが続いているようです。

明日香ちゃんは、ダブルの裏役がいなくなり、
出演者と裏方で、2人分の仕事を。

手前の黒づくめの瀬戸川未空さんは、
裏方を務めながら、
今日だけ、突然の代役を。

主役の参次郎を務めるむっく君も、
地獄のような大量の台詞を抱えながら、

本当なら、1人で台詞を返していたいだろうに、
最後まで打ち合わせ。

むっく君は、それだけでなく、
相棒の助手、純平がダブルキャストのため、
 
2人のどちらにも、ずっと付き合って、
稽古したり、アドバイスしたり。


これも主役の責任と言えますが、
そう考える役者は少なくなりました。

厳しい現場で鍛えられてきた彼なんかは、
若くても、それをわかっています。

私なんかから見ると、
それがすごく気持ちいいんですが、

それにしても、よくもったなぁ


しかし、

役者にとっての主役、というのは、
それほどまでに頑張れる、魅力のあるもので、

それほどまで頑張らねばならぬ、
大きな責任のあるものなんですね。

って・・・ん?

エラくマジメに語っちまったか??


    (つづく)





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