望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

ウラ話フルコース(30) 大道具は想像力だ!・つづき

2014-06-28 09:29:36 | 舞台・ウラ話

朝っぱらから、失礼します!

相変わらずのウラ話。

昨日はバミリの話に行っちゃいましたが、
今日は戻して、大道具話のつづきです!




稽古場でのバミリは、
とにかく、平面の床に、
テープが貼ってあるだけですから、


大道具がここにある、と言われても、
想像するほかないわけで、

だから、役者それぞれが、勝手に、
自分の頭で想像を働かせるのですが・・・、

これはたいがい、

自分の想像と違う結果になってます(笑)



不思議なんだけど、
演出家にイメージを聞いて、

自分もいろいろ考えて、
イメージを膨らませるにもかかわらず、

実際に建ち上がったセットを見て、

「おお~、こういう感じだったんだ~」

と驚くことが多いんですね~。



今回の大物のセットは、
畳の部屋と電柱、の2つでした。

畳の部屋は我々の家です。


台本を読んだときから、

どうやって作るんだろう?
舞台そでから出すには大きすぎるよね。

なんて話していて、

主宰からも、プランの話を、
いろいろ聞いていたんですが、


最終的に・・・、

部屋のセットを作って、
我々2人は、その台に乗って登場、

・・・ということに決まりました。


そでにセットしてあるものに、
我々が乗って、


くるりと回して移動(実際はすでに乗っている)


そこで、芝居スタート!
ということです。



ひゃっほう!

ライド系のアトラクション~。

あ、いや 回り舞台だわ~



「楽しそう~」
「いいな~、乗ってみたい」

「ふふふ、いいでしょ

なんて、他の連中にもうらやましがられ、
(うらやむポイントが違わないか?)



ウキウキで、
このシーンの場当たりを待ちました。


場当たりとは、本物のセットを使って、
照明や音響と芝居を合わせ、
役者の動きなども確認する作業です。


稽古場ではできなかった、

照明、音響、芝居のコラボが、
場当たりになって初めて実現します。



そして、いよいよ、登場!!


嫁役の佳名子ちゃんと2人、
畳に座ったまま、

セットがゴロゴロと動き始めました。


 お~、かっこいい~!



   ・・・なのに 




  (つづく)



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なお、掲載している写真の一部は、
TSTサイトから無断借用したものです。
勝手にパクって、ゴメンナサイ!
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