望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

方言用のMY台本

2012-03-06 22:16:21 | 演劇・舞台・小劇場

今回の公演は台本がちゃんとしている、と喜んだものの、
私、今、まったく使っておりません。

今、私が肌身離さず持ち歩いているのは、これ↓



結局、ぺラペラの紙です。


私は全部が伊予弁のため、普通の台本に書き込んでいると、
グチャグチャになって、ワケがわからない!

ってことで、台本の自分の台詞だけ、伊予弁に打ち直し、
周りにアクセント記号をいっぱい書き込んでおります。


私、今回、出るのは<2シーン>だけです。

最後の最後に、たった2シーン。
でも、かなり濃いシーンです。


そこで、待ち時間は、ほとんどこの紙を握りしめて、
イロイロと計画を練っております。



方言ってね、何が怖いか、わかります?



自分のでも、人のでも、
何しろ、台詞が止まっちゃったとき、

舞台で何らかのアクシデントがあったとき、


とっさに出さねばならないアドリブ・・・が、

・・・出せない!


これがもっのすごくコワいんです。

とにかく決まった台詞しか、
絶対に喋れないんですから。



この前、初めて通したとき、
言葉を忘れて、そこからボロッボロになりました。

いや、別の言葉にすれば済んだんですけど、
超丸暗記してるもんだから、
ただの単語ですら、出・て・こ・な・い・・・・。


もう~~、青ざめました。

最近ではやっと、少しはゴマカシもきくようになりましたが、
それでも標準語なら簡単に切り替えられる言葉が、
なっかなか切り替わらない。

やっぱり、ホントに怖いです。


そりゃぁ、じっくりと考えれば、
なんとかかんとか形はつくでしょうけど、

そんな、咄嗟になんて出るわけがない!


もう、これは、神に祈るだけ。


そうだ、今回は周りのみんなは標準語だった。

おーい、若いもん、頼んだけんねー。



       

劇団俳小公演「なにもいらない―山頭火と放哉」
詳細はこちら

       


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