今日は「プロジェクトBUNGAKU」公演の休演日。
小屋入りから怒涛のような日々を経て、
ここでリフレッシュして、明日からの公演にそなえます。
・・・なはずが、
せっかく劇場が空いてるんだから、
なにかイベントをやろうよ、という話になり、
それぞれのチームから役者が出て、
リーディングをやりつつ、
客席で飲み食いして、大いに盛り上がろうということになりました。
うそでしょ・・・。
ここで休まなきゃ、後半戦、体力も集中力も持たないよ。
それでストレス解消できる人はいいけど、
そんな人ばかりじゃない。
もちろんイヤなら出なくてもいい、
ということになっています。
でも、リーディングは誰がやる？？
そのときに、
主宰の小夏さんがどーんと言い放ってくれたのです。
「うちの役者は全員休ませます。
その代わり、私が出てリーディングをやります！」
主宰で演出家で、でも助手も誰もいないから、
なんでも1人で働いて、
役者の使い走りまで、やってくれちゃったりして、
彼女が一番疲れていることは、みんな知っている。
だけど、役者を休ませるために、
それに、他のチームへの不義理を承知で、
1人だけで参加してくれる。
申し訳ない・・・。
でも、ここは甘えさせてもらうことにして、
私、今日はゆっくり休んでいます。
今頃、小夏さんは準備で大忙しなんだろうな、
と思いながら・・・。
ホントはね、
こういう内部事情を書くべきではないと思います。
でも、何を思われてもいい。
私は感激しているんだから。
決して丈夫でもない体を張って（？）役者を守ってくれる、
そんな小夏さんに、本当に感謝しているんだから。
ついていきますよ、小夏さん。
年は親子ほど違うけど、
今日はしっかり休んで、
また明日から、自分のすべてを注ぎ込んで、
みんなと小夏ワールドを作りあげます。
この恩返しは、舞台でしかできませんからね。
