望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

もう1日、蓄光ネタ

2010-10-28 09:40:50 | 舞台・ウラ話

もうひとつ、
蓄光ネタを思いついたので、
あと1日、引っ張ります!


暗転で、光り輝く蓄光は、
なくてはならぬ道しるべ 
これがあればこそ、小道具だってハケられます。


蓄光は、ベターっと大きなシートを、
カッターで細く切って使うので、
作ろうと思えば、いろんな形に作れます。

といっても、そんなヒマなことをやる人間はいませんが、
(一度、星形を切ってみたいけど、たぶん怒られる 

わざと三角や四角、二重線などにすることはあります。


つまり、

蓄光を同じような場所に、
  たくさん貼らねばならないとき、

それを区別するために形を変えるんです。


ただ、
かなりヤヤコシイ蓄光だらけのスペースがあっても、
だいたい本番までには把握できていて、

本番での問題はまずないんですね。
(私はたまにあるけど 


それはなぜかというと、

①さんざん稽古してきた芝居だから、
 稽古場から舞台に移っても、
 位置関係は頭に入っている。
 
 ゴチャゴチャした所は、蓄光の形で見分ければいい。

②休憩時間その他、舞台の空いているときに、
 実際に何度も動いてみて、確認できる。

・・・からなんですね。



ところが今回は、

①他の3チームの芝居は、まるっきりわからない。

 どんな動きをするかはもちろんのこと、
 大きな置き道具すら、何ひとつ把握していない。

 ⇒つまり、何のための蓄光か、チンプンカンプン。

②舞台は4チーム公平に、交代で使用。

 舞台監督さんが時計片手に、
「はい、あと5分です」なんていう厳密さだったんですね。

 となると、自分たちの番では稽古に必死で、
 蓄光なんて確認する暇もなく、

 他の時間は、他のチームが使用中で入れず。


・・・と、

慣れぬことばかりで、みんな、最初はパニクりました。


でも舞台監督さんが非常に優秀な人で、
4チームをサクサクと交通整理して、

本番までにはグジャグジャ状態も落ち着きました。



結局、1番目の「HUMAN LOST」は1本線、
2番目の「燈籠」は2本線の蓄光を使うことで、
混乱は回避。


全員に必要な蓄光も、的確に貼ってもらえて、
(危険個所には、他の舞台の倍近く貼っていたことも確かですが)

千秋楽まで問題なく、





・・・と、書いてて、




今になって気がつきました。




自分たちのことだけしか考えなかったけど、

3番手の「ヴィヨンの妻」、
4番手の「人間失格」の蓄光って、

どうしてたんだろう???


あれぇぇぇぇ?
まるっきり気がつかなかった。



3番目は3本線・・・は、ないよなぁ。
いくらなんでも多すぎる。


というか、我々が散らしまくった桜で、
蓄光なんて完全に隠れちゃうだろうし。


きっと、舞台の縁の蓄光や壁に付けた蓄光で、
何とかしのいだんでしょうね。
(どの程度、暗転があったかも知らないんです。観てないから)



4番目の「人間失格」は・・・あれだけイロイロ散らかしたら、
もう何が何やら・・・って、



あれぇ???

ホントにどうしてたんだろう???



ホントに・・・ほかのチームのことは、
なにもわからないまま終わっちゃったなぁ 
コメント
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