もうひとつ、
蓄光ネタを思いついたので、
あと1日、引っ張ります!
暗転で、光り輝く蓄光は、
なくてはならぬ道しるべ
これがあればこそ、小道具だってハケられます。
蓄光は、ベターっと大きなシートを、
カッターで細く切って使うので、
作ろうと思えば、いろんな形に作れます。
といっても、そんなヒマなことをやる人間はいませんが、
(一度、星形を切ってみたいけど、たぶん怒られる )
わざと三角や四角、二重線などにすることはあります。
つまり、
蓄光を同じような場所に、
たくさん貼らねばならないとき、
それを区別するために形を変えるんです。
ただ、
かなりヤヤコシイ蓄光だらけのスペースがあっても、
だいたい本番までには把握できていて、
本番での問題はまずないんですね。
(私はたまにあるけど )
それはなぜかというと、
①さんざん稽古してきた芝居だから、
稽古場から舞台に移っても、
位置関係は頭に入っている。
ゴチャゴチャした所は、蓄光の形で見分ければいい。
②休憩時間その他、舞台の空いているときに、
実際に何度も動いてみて、確認できる。
・・・からなんですね。
ところが今回は、
①他の3チームの芝居は、まるっきりわからない。
どんな動きをするかはもちろんのこと、
大きな置き道具すら、何ひとつ把握していない。
⇒つまり、何のための蓄光か、チンプンカンプン。
②舞台は4チーム公平に、交代で使用。
舞台監督さんが時計片手に、
「はい、あと5分です」なんていう厳密さだったんですね。
となると、自分たちの番では稽古に必死で、
蓄光なんて確認する暇もなく、
他の時間は、他のチームが使用中で入れず。
・・・と、
慣れぬことばかりで、みんな、最初はパニクりました。
でも舞台監督さんが非常に優秀な人で、
4チームをサクサクと交通整理して、
本番までにはグジャグジャ状態も落ち着きました。
結局、1番目の「HUMAN LOST」は1本線、
2番目の「燈籠」は2本線の蓄光を使うことで、
混乱は回避。
全員に必要な蓄光も、的確に貼ってもらえて、
(危険個所には、他の舞台の倍近く貼っていたことも確かですが)
千秋楽まで問題なく、
・・・と、書いてて、
今になって気がつきました。
自分たちのことだけしか考えなかったけど、
3番手の「ヴィヨンの妻」、
4番手の「人間失格」の蓄光って、
どうしてたんだろう???
あれぇぇぇぇ?
まるっきり気がつかなかった。
3番目は3本線・・・は、ないよなぁ。
いくらなんでも多すぎる。
というか、我々が散らしまくった桜で、
蓄光なんて完全に隠れちゃうだろうし。
きっと、舞台の縁の蓄光や壁に付けた蓄光で、
何とかしのいだんでしょうね。
(どの程度、暗転があったかも知らないんです。観てないから)
4番目の「人間失格」は・・・あれだけイロイロ散らかしたら、
もう何が何やら・・・って、
あれぇ???
ホントにどうしてたんだろう???
ホントに・・・ほかのチームのことは、
なにもわからないまま終わっちゃったなぁ