雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

本と映像の森 127 1月23日、NHKテレビ「〝邪馬台国〟を掘る」

2011年01月27日 05時39分26秒 | 本と映像の森
本と映像の森 127 1月23日、NHKテレビ「〝邪馬台国〟を掘る」

 これを見てあきれました。

 雨宮の追求するテーマの一つは「人間はいかにだまされるか」ですが、日本の古代学で、かなり多くの人が「だまされた」現象は、いくつかあると思います。

 1つめは、「東日流外三郡誌(つがるそとさんぐんし)」で、
 2つめは、あの「神の手」の旧石器遺跡偽造で、
 3つめが、この「邪馬台国はどこにあった」問題だろうと思います。

 3つとも共通するのは、一部の非科学的学者と、マスコミが癒着して歴史の偽造をしていることです。

 1つめの「東日流外三郡誌(つがるそとさんぐんし)」は、文書資料の偽造です。

 2つめの旧石器偽造は、石器資料の偽造です。
 毎日新聞が執念の取材で、その偽造石器を埋める場面を撮影しました。
 あの歴史的なスクープがなければ、いまでも「日本の最古の旧石器」となっていたんでしょうか。
 「最古」というより「サイコ」ですね。

 3番目の「邪馬台国=巻向説」は資料の解読・読み取りのうそです。いかに無茶か、別途書きたいと思います。

 (追加)

 「真実は汗と涙と血でつくられ結晶し、その真実は泥と嘘で塗りたくられ、隠される」という言葉を思い出しました。
 
 則子「智彦くん、その言葉は誰の言ったことなの?」
 ぼく「はい、すみません。なんの権威もない、ぼくの言葉です」
 則子「智彦くんの…言葉では…」
 ぼく「神様が言おうと、悪魔が言おうと、ぼくが言おうと、真実は真実です」
 則子「悪魔は、真実と嘘を取り混ぜて、人間をだますっっていう智彦くんの説でしょ?」
 ぼく「説ではなくて、事実です…」
 則子「ね、悪魔ってだれ?」
 ぼく「それは、寒気のする指摘ですね。真実と定かでない嘘をとりまぜてしゃべる人間は、みんな悪魔に心を売っているということですね」
 則子「悪魔に責任をおしつけている感じだけど、その人が悪魔でしょ?」

 興味のあるみなさんは、森浩一さんの『倭人伝を読みなおす』ちくま新書や、季刊雑誌『邪馬台国』(梓書房発行)を読んでください。