雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

雨宮日記 1月8日(土)の2 赤い夕焼け、たそがれの人類…

2011年01月08日 23時52分40秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 1月8日(土)の2 赤い夕焼け、たそがれの人類…

 N子さんと一緒に訪問した、友人のマンション(5階)の部屋から
 真っ赤な西日を見ました。
 
 「夕焼け小焼けで日が暮れて…」が身体に流れ出しました。

 もうひとつ「夕焼け小焼けの 赤とんぼ…」。

 そして、朝焼けは人類の目覚め、始まりだけど、
 夕焼け・落日は人類の週末、終わり、という感覚を感じました。
 
 いや人類ではなくて、日本人だけか。

 朝焼けに、人間は自分たちの明るい、輝ける未来を感じるけど
 夕焼けに、人間は自分たちのつらい、苦しい過去を感じるのでしょうか。
 
 つうが夕方の空に飛んでいく「夕鶴」はどうでしょうか?
 つうは、過去?、未来?

 目の前の、この危機を解決できれば、この赤さは
 人類の夜明けになるのでしょうが、
 目の前の、この危機を解決できなければ、この赤さは
 人類のたそがれ、夕焼けになるのでしょうね。

 この「雨宮ブログ」は、
 光瀬龍さんの名作「たそがれに還る」のように、閉鎖未来を人類あるいは日本人が宣告されているのか、いないのか、
 それを探求するブログでもあります。

 絶望的になることもないのですが、「必然性」という名の超楽観論に染まることもありません。
 リアルに、具体的に、妻N子さんとともに、探求の旅を続けます。

雨宮日記 1月8日(土) 寒い日が続きますが…里山で梅のつぼみです

2011年01月08日 22時12分02秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 1月8日(土) 寒い日が続きますが…里山で梅のつぼみです

 冬型の季節が続きますが、里山へ「帰りました」。
 里の家の周囲に植えた桃の木に、白いつぼみがついていました。
 もうじきモモの花の季節です。

 「 梅の木の ある顔もせず 山家哉 」(小林一茶、七番日記)


本と映像の森 121 石黒耀さん著『死都日本』講談社文庫、講談社、2008年(単行本2002年)

2011年01月08日 20時47分29秒 | 本と映像の森
本と映像の森 121 石黒耀さん著『死都日本』講談社文庫、講談社、2008年(単行本2002年)、六三一ページ、定価895円+消費税

 「本と映像の森120」で紹介したマンガ「カグツチ」の原作小説です。
 「カグツチ」では黒木さんの息子が同級生たちと霧島破局噴火からの必死の逃避行に出ますが、原作小説では火山学者の黒木さん本人が逃避行の主人公です。

 西暦20XX年、九州の霧島火山群から、日本列島で過去幾たびも繰り返されてきた「破局噴火」が始まり、南九州は潰滅、日本列島も地球も灰で覆われます。

 子どもたちの逃避行だったマンガ版とは違って、小説は黒木さんの逃避行と、日本政府の「K作戦」という名の政治的・経済的作戦がからみあって進行していきます。

 「日本沈没」マンガ版と同じくらいにおもしろいリアル感にあふれた小説です。
 いつか、必ず起こるはずの。

 「K作戦」もおもしろいですが、その根底にある、日本列島と人類との地誌的関係の根本的反省というほうが、ぼくは好きですね。
 つまり、火山噴火や河川洪水に頓着なく沖積平野に住み着いて、洪水をコンクリの河川で制御している気になってしまった日本人への根本的批判です。
 それは、ぼくも略奪的文明から、循環型文明への大転換なしに、人類に未来はない、という考えから賛成します。

 なお、古代史ファンとしておもしろいのは、この原作本にしろ、マンガ本にしろ、カグツチの神が火山神とするかぎり、カグツチは九州にいた神として描くしかないという点です。
 カグツチと関連して、天の香具山は、カグツチの神の座す火山となり、奈良県の天の香具山ではありえないことになります。
 また古代史コーナーで触れたいと思います。


雨宮日記 1月7日(金)の2 夕方、三日月と空のコントラストが

2011年01月08日 05時32分59秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 1月7日(金)の2 夕方、三日月と空のコントラストが

 夕方、事務所から帰ろうとして、三日月と深い青の夕暮れの空のコントラストがよくて写真に撮りました。

 ブログで見て、はたして、中間的な感じが出るでしょうか。


 「 三日月は 反るぞ寒さは 冴えかへる 」(小林一茶、文政元年(1813年)、「七番日記」より)

雨宮日記 1月7日(金) 七草がゆの「元」「素」です 

2011年01月08日 05時10分04秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 1月7日(金) 七草がゆの「元」「素」です 

 「七草がゆ」のために「若菜摘む」のは1月6日ですが、最近では「野に出て」若菜を摘む代わりに「注文を出して」あるいは「お店に行って」、貨幣と若菜を交換してくるようです。

 写真はN子さんが「おうちコープ」で注文した「七草がゆの素」です。
 何が悲しゅうて、静岡県民が「神奈川県」の七草を食べにゃあならんのでしょうか…。
 
 神奈川県の若菜は、静岡県の若菜より、おいしいんでしょうか…。


 「 出ついでに 三葉程つむ 若菜哉 」小林一茶(享和三年(1803年)、「い浜庵歳旦」)