ドルフィンベルベット

高齢馬のケアと徒然日記

『オーデュボンの祈り』

2008年04月15日 12時52分07秒 | 読書日記
『オーデュボンの祈り』(伊坂幸太郎著)

伊坂幸太郎さんと言えば先日『ゴールデンスランバー』が2008本屋大賞を受賞したんだったな
本屋さんではお勧め本の近くに簡単なストーリーや感想が書かれた紙が置いてあるけど あれはポップと言うらしい。
ポップを置くようになってから売り上げが伸びたんだそう
私もまんまとハマっている一人だけど 

さて、『死神の精度』と同様、ここでも“ヒトの価値”について語られている。
人間は死ぬまでに一体どのくらいの動物や植物を犠牲にするのか。
その犠牲を払う価値のある人間はどのくらいいるのか? この小説の中では答えは“ゼロ”だったけど。

あぁ、それで死神はほぼ100%「可」という判を押すんだな。納得

ちなみに人は人を裁くことができるか?
で、出てきたのが死神とか、今回のカカシなのかも知れない。

“勧善懲悪”というのも共通点かな
そういう意味では小気味良いし、全ての活字を読みたくなる、それほど面白い小説だった
コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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これも面白かったよね (hippie)
2008-04-16 00:42:10
映画観た影響もあるけど、しばらく伊坂幸太郎さんに凝りそう。
独特の信念や世界を持っていて、それが作品ごとにぶれてない感じがいいよね。
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同感! (alohadream)
2008-04-16 20:36:35
もの凄く残酷なところもありますけどね
返信する

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