羊飼いな日々

仕事も家庭も子育ても、
のんびり気ままに行きましょう~

時代の流れ・・・

2007-09-09 00:37:55 | 活動・福祉とボランティア

9月8日、小瀬スポーツ公園にて、ねんりんピックが開催されました。

いえ、利用者さんがそれに参加するのではなく、その一環として老人作品展を毎年開催しているのです。県内の施設がそれぞれ作った作品を展示販売する、年に一度の作品展です。

しかし、かつては、屋内で開催されていた作品展。その際には、県内すべての施設が参加していると思われるほどに盛況であったのですが、何年か前に屋外テントにて行うようになり、だんだんと参加施設が減ってきました。

昨年も、ちょっとさびしかったのですが、今年は参加施設の少ないこと。また、場所も一番端にあるため、人が集まりにくいということもあるようです。

とはいえ、もともと工作クラブをしていた特別養護老人ホームでの作品もありますし、現在羊飼いの勤めている小規模でも、少しですが作品があるので、出品をいたしました。

ほとんどの施設などでは、職員さんが総出で作ったりするということも、あるようですが、私たちの施設は本当に利用者さんが自分で作ったものばかりなのです。一生懸命に作ったマフラーや帽子はあたたかく、作ったお年寄りの気持ちがこもったものです。

羊飼い、今回は、その手作り帽子と、他の施設の陶器のカップを購入してきました。やはり買うことで、お年寄りの励みにもなりますし、参加もしていることになるからです。

ですが、最近の流れで、作品も値段が安いものが好まれ、いいものが高くても、売れません。自然にどの施設でも材料費のタダなもの、安いものを中心に作っていきます。

これでは、質が下がるのも当然ですね。とても残念なことです。

介護保険制度になってから、どんどん施設のエネルギーが下がっているようにも感じています。それImg_4647も制度が悪いのか、老人施設の在り方の問題なのか、職員の質の問題なのか。

  ともあれ、本日は子羊も連れて、仕事ではないのですが利用者さんと一緒に見て回りました。

余白

子供向けImg_4642のイベントも、風船ドームなどがあったり、綿菓子やかき氷、いろんな食べ物のお店がでていました。お小遣いを握りしめて、何を買おうか物色しながら、楽しそうな子羊たち。

焼きそば、たこ焼きなどを食べたり、おもちゃを買ったり。そして無料で配られているトン汁を食べたりしました。

今年の作品展は、最後の作品展になるかもしれないなぁと、秋の風にしみじみとしたのでした。

Img_4651_1 帰りには、施設に寄り、涼んでいきました。子羊たちは、ここの利用者さんとすでに顔なじみです。娘羊が「ママ!」と、うれしそうに飛んできたので、どうしたのかと思ったら、「あのね、あのおばあちゃんが、私の話しを聞いてくれてたくさん話相手になってくれたよー」とのこと。お互いに楽しさを分かち合っているようで、聞いていてうれしくなりました。

娘羊は、お年寄りと一緒に何かを作ったりお話をするのが大好きなのです。小さい頃から、おじいちゃんおばあちゃん子の娘羊。自然にお年寄りに接しているようです。

ま、息子羊はどこにいても同じ。普段通りですが、その様子をお年寄りも楽しく眺めてくれているようです。

二人とも、私の勤めている施設に行きたくてたまらないので、夏休みはよく二人を連れて仕事に行きました。そんな体験も、子羊たちにとってはいい思い出になってくれることでしょう。

今日は、ちょっとくたびれましたが、とてもいい一日でした。


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