ネイチャーコーナー (シュタイナー教育クラフトワールド) 価格:¥ 2,625(税込) 発売日:1998-10 |
シュタイナーの人智学を学んだこともあった羊飼いです。
忙しくてなかなか勉強も出来ないのですが、今でも我が家に習慣として残っているものが、季節のテーブルです。
(その他子どもの教育関係は、だんだんと自分流になってきているのが現実です)
今回ご紹介したこの本は、季節のテーブルの作り方と人形の作り方が書いてある本で、とても参考になります。
さて、季節ごとに作るこの「季節のテーブル(ネイチャーコーナー)」は、子どもたちにわかりやすく季節の移りかわりを知らせるためのもの。
自然というものは広すぎて、子どもたちにとってはすべてを把握するのが難しいので、こうやって季節の色の布と人形と、自然のものを飾り、何も教えなくても季節を子どもに教えることができるのです。
シュタイナーは、一年は復活祭から始まり、春と夏は地球の睡眠期、秋と冬は覚醒期であると言っています。だからなんとなく秋になるといろんなことに挑戦したくなるんでしょうか。
そしてその秋を管理しているのが大天使ミカエル。9月29日のミカエル祭は、「耐えることを人間に教える」という意味があるそうです。
竜とたたかう姿で描かれるこの大天使ミカエルは、天秤を手にしている姿で表現されることもあります。いったい、人間に何を伝えようとしているのでしょうね。
多分、植物などが枯れていく時期にこそ、私たちはしっかりと自分を保持する必要があり、自分自身の中に巣くっている内なる竜とたたかい、てなずけなくてはならないのでしょう。
それこそがミカエルが人間に告げようとしているメッセージなのかもしれないですね。もちろん、子どもたちにも学んでほしいことです。
秋のコーナーには、木の実や草の種を飾ります。
まぁ、そうは言っても、決まりはありません。
子どもと一緒に採取してきた木の実や何かを、飾ったり収穫した野菜などを飾ったり、自由でかまわないと思います。お散歩しながら楽しんで。
今は、ハロウィンが近いので、時期的にはパンプキンの人形を飾るテーブルになります。
今夜の我が家はお月見のテーブルですが、昨年の今頃はこんな感じにしていました。
真中には紙で作ったキャンドルホルダーです。ぼんやりとした明りが雰囲気があります。
秋のテーブルには、必ずキャンドルを入れたくなります。明りが恋しい季節ですし。
さて、この写真の小人人形はホッティンガー小人といいます。編みぐるみで作りました。
秋はなぜか小人さんも飾りたくなりますね。
紫式部の紫をメインに、ブドウもたくさん。
おいしいし、飾れるし、一石二鳥。
秋の実りをたっぷりのテーブルです。
リンゴに姫りんご。
食いしん坊なので、秋はついつい食べ物のテーブルになってしまいます。
それから季節のテーブルにかかせない人形は、手作りしています。
最初の写真のパンプキンは、羊毛でニードルフェルトの手法で作りました。
以前のブログ記事に羊毛フェルトのハロウィンかぼちゃ作り方がありましたのでご紹介します。参考に。
材料は今、手芸店なども売っているようです。ぜひ作ってみてくださいね。
おまけ。もうひとつ秋のテーブル
子羊たちとディズニーランドに行ったあとに作ったテーブルです。
お土産で買ったものや、ディズニーの小物、お菓子を並べています。
子どもが小さいうちは、こんなのも楽しいですよね。
それにしても一年の移り変わりはあっという間ですね。
なんかもう年末になってしまいました。
年々、一年の進みが早くなる気がします。
これからも、いろいろと季節のテーブルを工夫して作っていきたいと思っています。