前回、さわりの部分のみの歯科矯正顛末。というか、羊飼いの思い出話だけでしたね。すみません。
きっと、この記事を検索してくださった方は、反対咬合の矯正について、とても切羽つまって悩んでおられるずです。
で、特別にセキララにどのような流れなのかをご説明いたしましょう。
まず、娘(小4)の症状ですが、「上顎劣成長、下顎過成長による、骨格性反対咬合」という診断です。治療名は、「早期予防矯正治療」といいます。
これは、どういうことかといいますと、上顎に比べ、下顎が成長しすぎるため、受け口になっている。上顎が発達不足のため、小さいので、歯の生えるスペースがない、この先永久歯が生える場所がないので、ゆくゆく乱くい歯になってしまう。娘の場合、ちょうど、乳歯から生え変わる時期なので、上あごを広げ、下顎を押さえながら歯をきれいに整えていきます。
なので、反対咬合の場合は、普通の歯並びが悪い状態と違うため、あごから広げていく必要があり、また、骨格の成長も見ながら整えるので、早く相談に行くほうがいいみたいです。4、5歳から診察を受けると、いいらしいです。遅くとも娘の年齢くらいまでだと、割合スムースらしいです。もちろん、もっと大きくなっても大丈夫ですが、やはり時間と費用はかさみます。悩んでる方はお早めに相談に。
娘は歯並びは、まだ永久歯が生えてないこともあり、きれいなので、上前歯8本、下前歯8本を、咬合誘導、部分矯正治療する、という感じです。
さて、気になるスケジュールと費用です。
5月中旬-はじめて電話する。郵送で、書類をいっぱい書く
6月21日 予約がとれず、やっと初診 3,680円
7月21日 予約がなかなかとれず、やっと検査にこぎつける 21,000円
8月11日 3週間後診断 15,750円
この日、矯正費用の見積もりが出る。しめて 246,750-円
これは、あくまで、装置・技術料のみ。毎回、窓口で支払う治療費と指導料金は、また別。だいたい15万也。もう、たおれそう。
8月24日 上奥歯の間に器具を固定するため、歯の隙間をあけるセパレーター処置。ゴムをはさむ 他、歯ブラシセット込み 4,280円
8月31日 上顎拡大装置印象採得 1,730円
途中おたふく、また、M歯科さんの都合で予約がのびのびに。・・・。
9月21日 やーーーっと、ここで矯正開始。ここまでも長かった。拡大装置セット 3,150円 と、矯正器具の分割頭金、約5万円支払い。残りは、これから1年間分割支払い。
拡大装置は、上顎の内側にセットし、内側から顎を広げる器具のこと、。
本人なれないので、変なかんじらしい。痛みはいまのところないが、食事がたべにくい。歯磨きもなんか気になってしかたない。
次回は3週間後。なにもなければ、ようやくブリッジ装着だ。
その後は、寝てる間につけるヘッドギア・フェイスマスク セットだ。
とにかく、先生に丁寧に時間をかけて、説明されているので、治療自体は結構納得している。費用も、適正という感じだ。注意点として、受け口の子は、発音にも問題があり、顎を突き出すほうがラクなので、姿勢が悪くなり背骨も曲がるらしい。また、舌が普通は上の前歯についているのが、下の前歯につける癖がついている。だから、矯正と同時に、発声、姿勢、舌の位置などの訓練もしていくらしい。うーん。羊飼いの幼少のころの矯正よりかなり進化している・・・。なにせ、黄金出っ歯ですから。
結局、歯だけを治すというより、骨格や生活習慣から、全体的に整えていく感じ。きちんとした予防歯科も教えてくれて、娘の歯に対する意識もかなりあがったように思う。いろんな意味で、反対咬合は矯正したほうがいいということも、今回はよくわかりました。ちなみに1歳になる姪も、もうりっぱな反対咬合。遺伝強いのでしょうか。弟夫婦には、お金をためるようにアドバイスしておきました。