24 黄釈天 Blog 「My Days」by Oldman(吉住)

コロナ予防接種0回、インフルも0回、30年間健康診断0回の後期高齢、元原告団長の下り坂人生、日々の戯言。

ボケの夕刻

2017年11月13日 | 日記
あの世とこの世が交錯する我が集落に、浄土の近づく夜の帳が降りて、あっという間に暗くなる。

昼と夜の区別のつかない親父が、4度も洗面所で顔を洗って、出かけるつもりでいる。布団は片付け、もう、布団を敷いて寝ている母親の掛け布団まで押入れにいれてしまう。

カーテンを閉め、何度電気やテレビや石油ストーブを消しても、また自分でつけてまわる。

午後に出したおやつを全部一人で食べて、正座をしたまま、石油ストーブの横でテレビを見ている。監視も楽じゃないが、もうしばらく、そのままにしておこう。

我が家もあの世とこの世が行ったり来たり、自由に出入りできる秘境の入り口があるようだ。

午後のひと時

2017年11月13日 | 日記
午前中に銀行やコイン精米などの雑用を済ませ、私より30年も前から生きている古ぼけた老人二人用の昼飯の付けたしなども買って帰宅。のんびりした午後には、友人がやってくるし、隣の3歳児の女の子が「おじちゃーん!」と、隣のじーさん(私)を呼ぶし、先生は、自分が乗れなくなったからと、少しお洒落な自転車を「要らないか?」と持ってくる。

いやいや、自転車はあるし、置き場所がないので.......。

隣のボケたばーちゃんが、目の前で村人が集まって草刈りしているから自分も行くと言って準備して出ようとしている。目の前は、枯れすすきしかない草原だが、彼女には村人が見えるらしい。

天気は良くて暖かいし、あの世とこの世が交錯している、じつにのどかな秋の日の午後。

祇園精舎

2017年11月13日 | 日記
「祇園精舎の鐘の音 諸行無常の響きあり」:街頭演説 拡声器 まゆつばばかりの 響きあり
「隣の客は よく柿食う客だ」:そりゃ、我が家の98歳の老母親だ 食っても食っても、食った事を忘れる

「きょうはいかんでいいんやろ?」
「ああ、いかんでいい。やすみや、あの世のお迎えも、デーのお迎えもないから、暖かいうちにスープでも飲めや、あわてず、ゆっくり。」
 バナナにパンにプリンにリンゴ、そして柿もありまっせ。おまけに、大好きなシュークリーム。あとで、おやつに茹で卵を用意しておきますわ!

諸行無常の響きあり、南無阿弥陀仏!!

霜が降りそう

2017年11月13日 | ニュース
By WN : [ 4c/21c/0% ] By Yahoo:[ 4c/20c/20% 93P66K ] 超快晴

夜明け前の空には、雲のかけらもない。思いっきり放射冷却して大地が冷え込む瞬間。東の空はオレンジ色に染まり、足元では霜が降りそうな気配。お天道様が顔を出せば、あっという間に温度が上がってくるだろう。

澄み切った大気に夜明け前の東のオレンジ色の空の景色は、まさに「11月」霜月の風景。今年もまた、こんな時期がやってきた。11月6日には漁が解禁された越前カニ、小さな「せいこ」で、スーパーに並ぶ値段は700円。形がよければあ1000円から1200円だろう。ズワイになると、日本海にお戻りください、と言いたくなるほど高値。もっとも、日本銀行マンであれば、ティッシュペーパーの箱からぺっぺと万札を出して、お求めいただけるだろうが......。

貧乏人の僻みでいえば、めちゃくちゃ汚染された日本海のカニにそんな高値がつくなどアンビリバブル。北海やカナダ沖、あるいは千島列島沖の海底で育つ方が、食べられると思うけれどなあ。皇室御用達のせいだろうか?

日本海の対岸、中国、韓国、北朝鮮に崩壊したロシア、卒倒しそうなほどの放置された汚染物質施設がありえるし、深い日本海溝に破棄された原子力関連廃棄物がある。とても怖くて深海調査など出来ない。

さあ、柿で我慢。超老人のご朝食を作ろうか。お天道様の日差しが暖かい。