2022年5月27日(金曜日)午前5時20分:[ 18c/27c/100% ]{getup0430} 曇りのち晴れ
一晩中降り続いた雨も、この時間には降り止んできた。空は暗いが、次第に雨雲は遠ざかり、7時、8時には晴れてくるようだ。朝の散歩タイムに降らなきゃ、超最高。
雨が欲しいと思ったら、こんなに降ってくれるなんて、じーちゃんは神に感謝だ。人は老人になると信仰深くなる。肉体が衰えて、あの世が近くなるからだ。まあ、ご都合主義だと言えば、言えなくもないが。
私の好きなイギリスのテレビドラマに「フォイル刑事」(原題はFoyles War )というのがあって、NHKーBSで毎週放送されていた。その録画を残しているので、時々見るのだが、時代は第二次世界大戦末期の頃のイギリスを背景にしている。
その中で、国の戦略機関に勤めて、敵国ドイツの町の航空写真を解析する若い信仰心の厚い男が登場して、殺される。同じ場所を角度の違う上空から写した白黒の写真を、左右に並べて置いて、30センチほど上から、左右二つに別れた拡大鏡を両目で覗き込むと、映像が立体的に見える。それで、建物の高さなどを推測して、敵国ドイツの空爆目標を選ぶのだ。橋や駅、発電所や変電所、工場など重要施設を空爆目標にする。
その空爆を彼は「戦争犯罪だ!」と呟く。まさに、「空爆」は戦争犯罪であり、民間人の生活と命を破壊する。もう、80年ほども前の話。ヒットラーのV2ロケットが、ロンドンの街を標的に飛んでくる。数はしれていたのだが、その恐怖はイギリスを萎縮させた。そこで、チャーチルがアメリカの力を借りて、ドイツの空爆を考え付き、実施したのだ。
ドイツの歴史的な街なみや遺産は尽く破壊され、子供も老人も大勢の一般市民が死んだ。同じことをアメリカ軍はB29で日本全土を空爆した。ベトナムでも、害虫を殺すように大量のナパーム弾で絨毯爆撃して、国土を破壊した。イギリスはアメリカ軍と一緒に、イラクやアフガンでも空爆に参加している。
是連君が叫ぶ「戦争犯罪」って、一体何だ?と私は、思ってしまう。あいつが国民を犠牲にしている以上の犯罪が、この世にあるのだろうか? アメリカ詣をして一億ドルほど懐に収めた岸田君も、5億ドル頂戴した小泉君同様に、ボケ売電の妄言に二つ返事で、忠犬を演じている。国民の犠牲?何言ってんのよ、これこそ、軍事費を増大させる絶好のチャンスとばかりに、「国際秩序を乱すような行為は絶対に許すわけにはいけません」と、聖人君子のように繰り返す。
世界の歴史の中に、そんな立派な国際秩序など、あったのだろうか?
とまあ、頭の体操をするヨレヨレの田舎老人の、屁のような理屈は別にして、ほらほら、雨は上がってきた。畑の水槽に水が貯まったかな? 着替える時間がやってきた。
毎週、金曜日になると、なぜか心は週末気分。だが、それを重ねて、日々人生が終わることに、ハッと気づく。随分、たくさんの知人の名前があの世に消えたなあ。