2023年5月31日(水曜日)午前5時:[ 17c/25c/30% ]{ Getup0400 } 曇りのち晴れのち曇り
毎朝、どんよりした梅雨空。地方気象台は何も言わないが、福井はとっくに梅雨入りしている。もっとも、今朝は雨は降っていないし、次第に晴れてくる。
昨日の朝は雨上がりで、10時すぎに山椒畑のアゲハチェックに出かけて、大きな幼虫を一匹だけ見つけた。60本の山椒で、1っ匹だけだから、被害はないといえる。チェックと、草取りや草刈り、女竹の始末や、ネットの片付けなどに夢中になって、熱中症になりそうだったので家に戻ってみたら、12時半過ぎだった。2時間半も労働していたのだと、気がついた。
主に、際限なしの雑草との戦いだ。敵は手強い。大したものだ。
今朝は珍しい夢を見て、びっくり。高校3年の担任で恩師である竹内民男先生が、元気な姿で出てきた。我々同級生10人ほどを前にして、自宅玄関先の高いところから、ガリ版刷りの同人誌を片手に、巻末に私の書いたものを載せるのは、いかがなものか、と文句を言っている。
編集長は福井銀行を退職したあいつ。書いた記憶にない私の文章は、隣の女性に見せてもらうと、ガリ版でありながら、華麗な宮殿のような背景のある図書室で両袖付きの椅子に斜めに腰掛けて、分厚い本を片手に持っている私のカラー写真が掲載されて、タイトルは「資本論について」とある。
「あ、この写真は我が家の応接室の背景を、いかにも風に下から写して」などと隣の同級生の女性に言い訳をしているのだが、肝心の記事は書いた記憶がないから、読もうとして目が覚めた。タイトルの「資本論」の文字には、カッコ書きで、出版社や出版年代が小さな文字で書かれていたのさえ覚えている。しかも、今、世間ではなかなかの評判の同人誌になっているという背景さえあった。
と、その前に、学校から1キロほどの先生の自宅まで、先生は車で、私は畑道を自転車で出発して、必死で走り、悠々と先にたどり着いて「勝った!」と思った夢の先の部分があることを思い出した。
竹内先生は「生物」の名物先生で、高校一年の時も担任だった。不動産屋の事務所を開設した時、すでに校長職を退職していた先生と同じ町内で、すぐ近くの大地主だったので挨拶に行くと、庭先にいた先生は「おお、よくきた。そうか、不動産屋か、でも俺は金はないぞ」などというので、「違う、違う、先生の所に金を持ってくる話ですわ」というと「おお、そりゃいい、なら、まあ、入れ、入れ」と家に入れてくれて、結局、悩みの種だった裏山の荒地を売却。そこを整地して、分譲宅地にし、「あれは、助かった!」と後々まで喜ばれた。
先生の亡き後も奥さんや息子さんと交流があり、駐車場や借家など、あれこれ管理させてもらった。今は、どうしているだろう?
晩年、先生は黄綬褒章をもらって、記念の置き時計を持ってきてくれたので、長い間、事務所のカウンターに置いてあった。今は、自宅の玄関にある。
夢に出てくる同級生も先生も、皆、若い。ついこの間のような気がするのだが。