自称「一般的な会社員」

どこにでもいる、一般的な会社員の日常

裁量労働制はやめてくれ…

2018-02-26 | 仕事
新卒で入社した会社が裁量労働制でした。給料が安いのは別の話しなので置いておいて、裁量労働制なので決まった金額分仕事をするということで年俸制。年俸の1/14を毎月もらって、6月と12月にボーナス代わりに1/14をそれぞれもらう。この年俸に、見込み残業として月20時間分の残業代と、住宅手当が含まれていました。確か交通費は別だったはず。

裁量労働制なのに定時が10時19時と決まっており、遅刻すると怒られるし12時以外にお昼休みを取ると怒られる。私の平均退社時間は22時でした。プログラム部門とかは、終電がザラでした。システムリリースで徹夜しても、深夜割増なんてありません。裁量労働制なんで。朝4時に電話がかかってきて対応しても、給料は増えません。裁量労働制なんで。残業が多いときは、時給換算で400円台でした。コンビニでバイトしたほうが給料高い。

大阪事件とか悲惨でしたよ。朝9時出勤の朝4時退社、月29日勤務。レオパレス1部屋に男5人、でも布団は4セット(それ以上敷けない)。さすがに出張手当(3000円/日)は付いたけど、それ以外に加算はありません。裁量労働制なんで。『やったぜ、月9万円も手取りが増える!』とか喜んでた自分を諭してやりたい。

社長と上海に出張しましたが、社長は成田エクスプレス、私はスカイライナー。社長はANAのビジネスクラス、私は中国東方航空のエコノミークラス。社長は外資系ホテルのそこそこいい部屋(ラウンジが無料)、私は現地の社員寮(部屋はキレイ)。会社のレクリエーションで草野球チームがありましたが、社長が外車で現れたときは殺意を越えて諦観に達した。

会社「キミの来年の給料はこれね」
ア「は?大阪事件、多摩事件を乗り越えたのにこれだけですか?」
会「あれは業務だから」
ア「裁量労働制にも限度がありますよね。違法状態じゃないんですか。労基署行きますよ」
会「違法なのは承知しているけど、例の件の賠償金で厳しいんだ…わかってほしい」
ア「あ、違法だと思ってたんですね」
会「代わりに労働環境を改善するから」
ア「じゃあ今年は出向無しで、落ち着いて仕事させてください」
会「わかった」

翌月に出向でしたけどね。1ヶ月で代わりの人材を見つけると聞いていたのに、3か月目に『無期で』と言われましたよ。手取り20万なのに、出向先が120万以上払っているのを知って、転職を決意しました。

ちょっと個人的な恨みが入りましたが、裁量労働制なんてそんなもんですよ。経営者は無理難題吹っ掛けて、社員が出来なければ『お前の能力が足りない』で終わりですよ。こればっかりは撤回して欲しいなぁ。

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